10/28の港区立エコプラザでの講演会のレポートです。「すべての動物に思いやりを〜畜産動物の現状〜」まだまだ自粛ムードのある中、この日は新たに動物性の製品や環境、健康に興味がある方々が20名弱集まってくださいました!会場は広く、天井も高くパーソナルスペースも充分に取れました。講義の内容は、アニマルライツとアニマルウェルフェア、畜産動物といわれる動物たちの母性や本能に基づく絶対に取り去ることが出来ない習性と、それが満たされない時に動物が受けるストレス。畜産に関わる仕事の中で起きる暴力的な扱い、そしてそれは、早く安くたくさん欲しがる消費者の悪気のない需要により起きてしまうこと。畜産が環境に与える影響は良くないものであり、日本は海外の環境問題にも責任があること。集約的畜産により、人類の歴史に伝染性の高い人獣共通感染症や薬剤耐性菌が生まれてしまい、疾病のある方々にとって動物性から発生する薬剤耐性菌が致命的になるだろう未来が待っていること。人間の動物への接し方や管理のあり方が見直されない限り、次世代である子どもたちが生きる世界が恐ろしいものになりそうだという。現状、たくさんの問題点を次々に淡々と伝えることと、希望を伝えることで、参加者の方々の心の中に、驚きと、疑問、そして、考えが、浮かんできます。「では自分は、何ができるのか?」最後の質問コーナーでは、学校に通うお子さんのために、給食をどうしたら良いかと悩むお母さんへの質問等、いくつかお答えしました。参加者さんたちが動物たちのために、環境や人類のために、「自分にも出来る事がある!」と、気づきを得るのを間近で見て毎回感動します。この活動は早く終えられるのが一番良いことですが、それまでは、講演会を日本各地でさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。講演会 質疑応答の様子クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article希望のない動物たちの安楽死を真剣に考えて Next Articleキャッチアンドリリースという残酷 2020/10/30