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ラクーンウール、フォックスウールとは、ラクーンドッグ(タヌキ)とキツネの毛を編み込めるような素材にしたものを指す。ここ1~2年で日本でもこれらを使った製品が売られるようになり、主にニットやマフラーなどに使われている。アニマルライツセンターの調査(2021/11)では、日本では91のアパレル企業がこの素材を使った製品を売り出している。
イタリアなどで販売されそうになった際には、動物保護団体がメーカーに抗議をしすぐに差し止められたというが、ドイツでは販売されていることが確認された。中国では2005年頃から存在が確認されており、2018年以降、多用されるようになったという。
タヌキとキツネは、中国やヨーロッパ、北米などで毛皮動物として多数飼育されている。しかし、野生種の動物であるタヌキとキツネから毛を刈り取ることは実質不可能であり、殺した動物から刈り取られていると考えられる。毛皮の需要は年々減少しており、価格も低下の一途をたどり、行き場をなくした毛皮は多数出ている。いつか人気が出たときに売ろうと、冷凍保存している業者もいるという話もあるほどだ。この社会の流れと、ラクーンウール、フォックスウールの出現は一致している。
日本で売られているラクーンウール、フォックスウールが含まれた製品は基本的に中国製だ。中国のタヌキとキツネの飼育の現場をみれば、その生産過程がわかるだろう。
写真、動画は2019年の中国の毛皮農場の様子だ。
毛皮と同じように、新たな疾病発生にも関わる。かつて流行した感染症SARSはラクーンドッグの農場でも感染が確認されていた。今後新型コロナウイルスのように人々の命を脅かす可能性を高い割合で秘めているのが集約的な動物飼育だ。今更、”毛ならいいだろう”と考えるのは浅はかすぎる。
以下の企業は真摯に意見を受け止め、廃止に向けた取り組みをすぐに開始してくれました。ありがとうございました。
サンエース株式会社様 https://sun-ace.co.jp/ 在庫終了後廃止することを回答頂きました
株式会社ワコール様 http://www.wacoal.jp/ 次シーズン以降野生種の動物の毛を利用しないことを回答頂きました
伊藤忠商事株式会社 http://www.lanvin-en-bleu.com/ 野生種の動物の毛、及びリアルファー商品は2021年秋冬以降企画行わず、2022年秋冬シーズンでは在庫のみを販売し在庫終了次第、廃止することをご回答いただきました
株式会社デサント http://www.descente.co.jp/ 2022年秋冬までの商品として、在庫がなくなり次第、リアルファーを使った商品を廃止することをご回答いただきました。
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