動物たちのために力を合わせるために必要なこと

アニマルライツセンターでの活動の心得

アニマルライツセンターのボランティアに参加するにあたって事前に必ずご確認ください。同意いただけない場合はご参加いただくことができません。

❏トラブル防止の為に以下厳守すること

35年の活動に対してトラブルは多くはありません。しかし、数回起きているという事実があります。これらのトラブルはボランティア参加者の心がけ、注意により十分に回避できます。

アクション、デモ行進等のアニマルライツセンターの活動に参加する際には、以下の注意事項を厳守してください。

 

  1. 危険なことが起こり得る場所ではチラシを配らない
    10年以上前ですが階段の近くでチラシ配布していたボランティアさんに驚いたのか、付近で転んでしまった方がいました。
    階段、段差付近、道路がデコボコなところなど転びやすいと少しでも感じる場所ではチラシを差し出してびっくりされることを想定し、安全な場所を選んでください。
  2. 相手に触らない、触れない
    肩、手、髪など、身体のどの部位も、服の上からでも触れないようにしてください。日本に住む人々の多くは体に触られるコミュニケーションを苦手とします。そのため、トラブルのもとになります。
    握手を相手から求められた場合に、それに応じるのは問題ありません。
  3. 相手の持ち物に触れない
    話をしたり近づいてきた相手のスマホ、バッグ、傘、洋服などの持ち物に触れないでください。トラブルのもとになります。
  4. 嫌がらせと思われる執拗な行為や罵声などを受けたら、すぐにリーダーを呼ぶか、警察に協力を求める
    男が異常な距離まで接近してきて写真を撮られたためスマートフォンに手がぶつかって落ちたというトラブルが有りました。相手が異常な行動を見せることがあり、その場合はすぐに場を離れ、リーダーを呼ぶ、近くに見当たらなければ警察を呼んでください。我慢することがトラブルに繋がります。
    女性は男性に恐怖を感じることもありますので、そのような場合はすぐにリーダーや周囲の人に伝え、場所や役割を変えてもらってください。
    自分ひとりで対処するのではなく、活動するみんなで対処します。
  5. 怒りやストレスを感じたら冷静になるために休憩する。
  6. 怒鳴ったり乱暴な言葉を使わない

❏活動中の損害は自己責任となること

活動中に起きた損害(ご自身の怪我、誰かに怪我をさせた、自身の持ち物が壊れた、誰かのものを壊したなど)は自己負担となります。これに同意いただけない場合は、活動にはご参加いただくことができません。

 

そのため、ボランティア活動保険に入ることを強く推奨します。(任意ですが、十分に利点を考え強く勧めます。)

詳細は「ふくしの保険」(ふくしの保険 で検索すると出てきます)

https://www.fukushihoken.co.jp/fukushi/front/council/volunteer_activities.html

手続きは最寄りの社会福祉協議会へご自身で足を運び、手続きをしてください。

❏ボランティア同士のトラブルを避ける

どのような集まりでも個人間のトラブルが起きる可能性が常にあります。しかしこれは何一つ動物を助けることには繋がりません。

 

仲間の誰かを批判する時間は、企業に動物たちへの搾取を緩めてほしいと伝える手紙を書く時間に当てましょう。フラストレーションをSNSにぶつける時間は、スーパーのお客様の声に書き込む時間に当てましょう。誰かとネガティブな話題で盛り上がる時間は、動物たちの現状についての情報収集をする時間に当てましょう。体を動かすためにチラシを100枚片手に、新しい地域に行ってポスティングして回るのもいいアイデアです。

それでもストレスが溜まって、ネガティブな気持ちを払拭できないと感じるのでしたら、小休止をとり、リフレッシュして動物たちのために前に進むマインドを取り戻すことが必要です。

 

動物たちの苦しみをなくしたいと思って集まる仲間ですが、全く同じ人ではなくみんな違う考え方を持っています。仲間のやり方を批判することは誰かのやる気を削ぎ、ときに傷つけます。もし誰かが使っているデータや情報が誤っている場合は、批判ではなく、そっと指摘しましょう。SNSであれ、顔を合わせているのであれ、自分のフラストレーションを仲間にぶつけてはいけません。それは活動を萎縮させていきます。

 

動物たちは今この瞬間、地獄のような環境の中、息をし続けることしかやることがない状態で、耐え続けています。人同士のコミュニケーションや、やり方の違い、心の中の葛藤、自分の無力さであなたは悩んでいるかもしれませんが、動物たちは逃げることもできない殺される恐怖に苦しめられています。その状況は突然解決するのではなく、これからも長く続きます。あなたの力は、長く、必要とされています。

彼らのために、自分の心をきちんとコントロールしましょう。

仲間とのコミュニケーションは、動物たちのために次何をするのか、というポジティブな発想を持って行ってください。アニマルライツセンターはそういう場です。

❏ものを大切に

アニマルライツセンターのすべてのものが、多くの方からの寄付で作られています。

また、アニマルライツセンターの所有物ではなく、好意で貸していただいている物もあります。

扱うときは自分の物のように大切に使いましょう。

❏ハラスメント防止

動物たちのために力を合わせる場であり、欲求をぶつける場ではありません。動物のために活動するという目的以外で集まる場でもありません。

セクシャルハラスメントを始めとするハラスメントが行われるようなことがあってはなりません。

アニマルライツセンターには強いハラスメント規約があり、あらゆる種のハラスメント、いじめ行為、根拠のない悪評をたてる行為を禁止しています。こういった行為を行う方はボランティアであってもスタッフであっても理事であっても活動に参加することを拒否される可能性があり、それは正当な拒否であると判断されます。トラブルの未然防止、ハラスメントの防止や対策は今や組織として必須のことです。

 

なお、アニマルライツセンターは、アニマルライツセンターの活動の場以外で起きる個人間のトラブルには関与できません。

最終更新日:2022/3/31