Animal Rights Center
1743 Articles5 Comments

残酷な生体輸送が変わり始めた

まさに奴隷船、過酷な長期間にわたる長距離輸出が変わり始めている。 長らく世界中で生体輸出の反対運動が展開されてきた。その成果が2022年以降、つぎつぎに出てき始め、昨年はイギリスが輸出禁止を法的に決めるという画期的な動き…

フォアグラ輸入量1万キロを下回る。フォアグラは終わりの時代。代替も多数

フォアグラの輸入量が2024年大幅に減少した。主要な理由は、フランスからの輸入がストップしたことによる。鳥インフルエンザの発生により、フランスでは家禽にワクチンをうつこととなり、そのため生きた鳥も家禽の肉類もすべて輸入が…

畜産動物と実験動物のための院内集会 開催のご報告

2025年4月15日、実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会を開催しました。200名の会場は満席、熱気に包まれたなか、18名の国会議員と19名の議員代理の方々が、産業に利用される動物たち…

毛皮の輸入、少しづつの減少:それでもまだ189,639頭が犠牲に

近年、世界中の国が次々と毛皮農場を禁止し、カリフォルニア州を始め毛皮の売買の禁止も進んでいる。だが、日本で、または世界でも、毛皮の問題はいまもまだ解決に至っていない。動物たちは苦しみの中に取り残されたままだ。 財務省貿易…

アニマルライツチャンネル✕ウータン[森林破壊が止まらない]

5月のアニマルライツチャンネルvol64はウータン・森と生活を考える会との共催です。 ウータン・森と生活を考える会からは、主に東南アジアの森林の減少の原因となる世界中で利用される油や電力のお話をお伝えします。東南アジアを…

世界で動物実験は義務ではない時代、日本は?

米国は1938年に​連邦食品・医薬品・化粧品法(FD&C法)により、新薬のヒト臨床試験前に動物実験が義務化し、2022年12月に​「FDA Modernization Act 2.0」が成立させ、動物実験の義務が…

すべての動物は放血前に気絶させられるべき:人道的屠殺協会(HSA)の見解

日本国内の家禽の屠殺において、世界標準となっている事前意識喪失(スタニング)が行われていないこと、および中にはアフタースタナーと呼ぶ動けないようにするための事後の電気ショックまでおこなわれていることについて、世界的な屠殺…

鶏の屠殺に関する規制:各国比較

日本の鶏・鴨など家禽の屠殺場(食鳥処理場)では、世界中が行っている事前意識喪失の行程を省くという悲惨な状況が続いている。 世界のスタンダードを知るため、世界の規制がどうなっているかをまとめた。(スタニング=事前意識喪失)…

アニマルウェルフェアアワード2025:シャトレーゼなど3社が受賞

日本でも進みはじめた畜産動物・水産動物のアニマルウェルフェアですが、その動きを大きくするのは企業の取り組みです。この1年間で重要な一歩を踏み出した企業3社を高く評価し、アニマルウェルフェアアワード鶏賞、および豚賞を送りま…

認知度調査2025:認知度は上がらず

アニマルライツセンターは2016年から毎年一回、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、一般調査会社を利用して調査を行っています。 質問項目は次の10項目です。 【調査名】畜産動物(肉・卵・乳)に関するアンケート…

アニマルライツチャンネルvol63[ワンウェルフェア:人と動物の連続性]

世界は今、ロシアウクライナでも、ガザイスラエルレバノンでも平和から遠ざかっていっています。これらの動きに引っ張られ、社会は成熟から遠ざかっているようにも思います。なぜ人は人への暴力をなくせないのでしょうか。63回目のアニ…

「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」を出そう

「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」のパブリックコメントの募集が行われています。SDGsの目標を達成することがかなり難しい状況になっている今、より加速し、さらに効果を高める…

参加募集:4月15日[実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会]

世界では今、畜産動物や実験動物のような産業に利用される動物の規制が強まっています。日本でも大手食品企業はアニマルウェルフェアのポリシーを掲げるようになり、多数の企業が化粧品のための動物実験を廃止しています。 一方、国の法…

雌雄鑑別養成所、改善に向かうもう一歩

ひよこ鑑定士の学校である初生雛鑑別養成所での虐待的扱いについて、この養成所を運営する畜産技術協会に改善を促してます。 最初の要望と回答 再要望についての回答をいただきました。この中で、絶食状態を改善し給餌の可能性と方法に…

女子たちの発情期からみる畜産の課題

サンクチュアリの豚たちは、家畜保健衛生所の情報によると4歳でやってきた。なので、現在はおおよそ5歳だ。まだまだ若いのだが、やってきてから半年間、発情期は来ていなかった。男子は生まれてすぐに無麻酔で去勢手術をされているので…

ひかり

1年前の3月4日、ひかりは、生きる希望を得た。犬たちが次々救われていく中で、取り残される自分と自分の仲間たち。畜産動物の保護団体なるものがあらわれた。自分たちのことばかりを撮影する変な人たち。はじめて新鮮なバナナとりんご…

段階的な改革こそが動物たちを苦しみから救う

アニマルウェルフェアの必要性>活動家向け 畜産動物のアニマルウェルフェアについて企業との交渉をし、市民意識向上のための啓発をし、政治家にロビー活動をしていますが、アニマルウェルフェアについて反対したり不要だという人はいな…

環境大臣に陳情:食鳥処理場、どうにかしてください

2月19日、立憲民主党の松木けんこう議員を介し、浅尾慶一郎環境大臣に陳情する機会をいただきました。食鳥処理場における屠殺前の意識喪失の処理が、動物愛護法とその基準ではすでに行うこととされているにも関わらず、罰則がないため…

エシカル通信簿 今年度はトイレタリー企業:発表会参加募集

アニマルライツセンターも参加している消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)」では、それぞれの専門家英知を集結させ、消費者がサステナブル・エシカルな視点で行動できるように、『企業のエシカル通信簿』などの…

起立不能になり消毒薬で殺された乳牛:57番のお話

14番と同じ農場に、57番という牛もいました。57番の苦しい最後についても、元従業員が克明に記録しており、レポートにしてくれました。みんながカフェや給食で飲んだり、料理に入れて食べたりする牛乳のために、14番も57番も、…