Animal Rights Center
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レンコン畑野鳥被害 茨城県と話し合い報告

アニマルライツセンターは茨城県霞ケ浦周辺のレンコン栽培における野鳥被害に、 要望書を出すなど14年間にわたり取り組んできました。この問題はなぜ解決しないのか。農業と食害という問題は、駆除した動物を無駄にしないで利用する方…

G7国際会議はケージフリーのステップになるか

コロナ禍で閉塞状況にあった国際会議が、以前のように華やかに開催されるようになりました。各国要人をもてなしたり、関係者の交流やメディアの往来が盛んになる国際イベントは、アニマルウェルフェアが進捗する大きなチャンスであること…

茨城県霞ケ浦レンコン畑 野鳥被害

茨城県土浦市の霞ケ浦周辺は湿原地を利用したレンコン栽培が盛んです。このレンコン畑に2004年に防鳥ネット(天井型防鳥網)が張られるようになってから、野鳥が被害にあるようになったことはアニマルライツセンターが2009年に報…

帝国ホテルの動物の苦しみを減らす取り組み

人・地球・動物共通の課題解決にむけて必要なのは、動物性たんぱく質を良いものに、そして少量に変えてくことです。アニマルウェルフェアとヴィーガンは、動物を救う取り組みの両輪なのです。企業には本業で社会課題を解決する取り組みが…

元養鶏業者はかく語りき

東京郊外でアニマルウェルフェアを訴える、パネルアクションをしたときのことです。駅前の人通りから良く見える位置にパネルを置くと、さまざまな人が通りすがりに足を止めてくれます。 ふとそのなかの一人の男性が、鶏のパネルの前で足…

東京立川市に要望「動物サーカスに協力しないで」

野生動物の飼育環境として不適切であるとして、海外ではサーカスなどのエンターテイメントに動物を利用することはやめる傾向にあります。この場合の野生動物とは家畜以外の動物のこと。野生動物をたとえ何世代繁殖したとしても、生来の生…

2022年企業交渉成果と飛躍

この記事執筆時点でまだ11月ですが、今年2022年は、アニマルライツセンター「畜産アニマルウェルフェア企業交渉」の歴史にとって、間違いなく飛躍の年となるでしょう。別の言い方をすれば、ここからが新しい時代へのスタートという…

2022年夏 増えた平飼い卵の需要と供給

コロナ禍に一般消費者の間で平飼い卵の需要が伸びています。どこへも出かけられないからせめて家で少し良いものを食べたい。あるいは免疫力をつけるために体によいものを取り入れたいという消費者の心理が影響していることが、他の商品の…

アニマルウェルフェア的「企業価値」入門

最近は経済ニュースだけでなく一般的な話題でも「企業価値」という言葉を聞きます。わたしたちはこの言葉を、企業交渉の場でもよく使いますし、昨今の企業のCSR部署は、日々この「企業価値」を上げる努力をしています。 昭和の時代に…

「卵の価格」もっと高くていい理由

このところの物価上昇が、日本の産業や国民生活に与える影響が懸念されていますが、畜産物も例外ではありません。もともと農産物が気候変動の影響を受けていたところへ、コロナ禍による人手不足、生産工場の閉鎖、さらには極端な円安、そ…

平飼いとバタリーケージ、どちらが労働負荷が強いのか

平飼い鶏舎で働く人の話を聞くと、ほとんどの人が「平飼いはバタリーケージに比べてやりがいがある」と答えます。もちろん誰もがそう感じるわけではなく、生き物の世話をすることを、楽しいと感じる人が働いているからこそ「平飼いはやり…

愛知県ヘルシーメイトはケージフリー

愛知県を中心に展開する、ナチュラル&オーガニックスーパーヘルシーメイトはアニマルライツセンターからの問い合わせに対し、扱うすべての殻付き卵が平飼い卵であることをお知らせいただき、ケージフリー宣言をしてくださいました。 こ…

社会福祉法人民生会白岳学園は 手のぬくもり感じるケージフリー

長崎県佐世保市の自然豊かな山間の福祉施設、社会福祉法人民生会白岳学園では、平飼いで採卵鶏を1500羽飼育しています。広大な敷地を利用して、雌雄を同じ鶏舎で飼育し、自然交配で産まれた有精卵として販売しています。 飼育場に傾…

屠殺を題材にした作品が映画賞受賞

アニマルライツセンターに寄せられた畜産の映像と、わたしたちの調査活動をもとに、近年、一般向けの映画製作をしています。畜産の問題を広く多くの人に知ってもらい、考えてもらう試みです。 2021年12月25日に開催された「レイ…

アマン東京2023年 ARC卵サポートと共に 駆け足のケージフリー宣言!

東南アジアを中心に、欧米や中国などでリゾートホテルチェーンを展開しているアマンリゾーツ(aman resorts)は、2021年にケージフリーポリシーを公開し、その日本拠点であるアマン東京・アマン京都・アマネムは、アニマ…

大企業が市民団体とのコラボで畜産を変革! 日本ハム㈱の場合

日本の畜産が変わった日 2021年11月、日本の畜産の歴史が変わった。日本を代表する食肉会社、日本ハム株式会社が、2030年までに全農場における母豚の妊娠ストール飼育を廃止すると宣言した。日本の畜産の「暗黒の時代」が変革…

ワタリガニの最後の一日

今までアニマルライツセンターは、水生生物、とくに甲殻類について、倫理的な殺し方、料理の仕方など周知し、あまりに酷い店には団体として要望するなどしてきました。こういった活魚料理は、コロナ禍によって一時は目にすることもなくな…

いくらなんでもつなぎすぎる牛舎

写真を見てください。この牛は上体を4本のロープで四方からつながれてます。さらに後ろ足はスプリットガードと呼ばれる、足かせで縛られています。いくらなんでもつなぎすぎです!これでは牛は、頭も自由に振れず、前に進むことも後ずさ…

世にも無残なバタリーケージ2021

採卵鶏の虐待をなくすために、2021年に日本で確認した最悪のバタリ―ケージをお見せしなければなりません。この世によくもこんなに酷い飼育があったものだと驚きます。 動画の鶏を見たときには、ずいぶん身体が大きいと思ったのです…

会議室で動物を救おう! ARC流「企業交渉」

みなさんはご存じですか?会議室で動物を救えることを。 じつはアニマルライツセンターの業務の中で、最も多くのスタッフが関わっているのは「企業交渉」活動です。これは通常、会議室で行われるので、一般の方には見えにくくわかりにく…