動物の運動に携わる方の中には、人権運動から来ている人が結構たくさんいます。人権と言っても様々で労働運動もあれば、ジェンダーや貧困など多岐にわたります。アニマルライツセンターの初代代表者も労働運動をしていた人でした。人も動物であり、そこには多くの共通点があります。もちろん違う点もありますが、人の問題を知ると、その周辺で起きている動物の問題を知ることができるということも多々あります。一方で、動物の活動家はよく「人のことのほうが優先だ、動物は後回しだ」といったことも言われますよね。次回アニマルライツチャンネルは、人と動物の問題の共通点を深堀りして動物の問題の深い部分を探っていくチャレンジをしたいと思います。ゲストに、女性の労働問題に取り組み続けてきた栗田隆子氏、野宿者ネットワーク代表の生田武志氏、大学のハラスメントを看過しない会代表の深沢レナ氏と同団体副代表の関優花氏をお迎えします。また今回から、動物愛護法改正に向けて複数あるトピックスの中の1トピックスを少しだけ解説します。こちらのYoutubeのリンクから御覧ください。日時:2024年3月14日(木曜日)20時30分〜22時過ぎプログラム:[人権から動物の権利を考える]アニマルライツニュース動物愛護法改正 1トピ解説ゲスト・プロフィール栗田隆子(くりたりゅうこ) 氏女性の労働や貧困の問題に取り組み、現在は文筆業に従事。「特定の属性を持つ存在の声は聞かなくていい」といった発想において差別は根付くと考える中で動物の声を自分が聞こうとしていなかった事に気づき、アニマルライツやアニマルウェルフェアについて考えはじめる。主著は『呻きから始まる 祈りと行動に関する24の手紙』(新教出版社2022年)『ぼそぼそ声のフェミニズム』(作品社2019年)。 生田武志(いくたたけし)氏1964年6月生まれ。同志社大学在学中から釜ヶ崎の日雇労働者・野宿者支援活動に関わる。2000年、「つぎ合わせの器は、ナイフで切られた果物となりえるか?」で群像新人文学賞評論部門優秀賞。2001年から各地の小、中、高校などで「野宿問題の授業」を行なう。野宿者ネットワーク代表。「フリーターズフリー」編集発行人。※補足『いのちへの礼儀ーー国家・資本・家族の変容と動物たち』も執筆しています深沢レナ(ふかざわ れな)氏詩人。活動家。著書に『痛くないかもしれません。』(2017)、『失われたものたちの国で』(2018)など。大学院在籍中に教員からセクシュアル・ハラスメントを受け、2020年に「大学のハラスメントを看過しない会」を設立し、裁判をしながら、アカデミアにおけるハラスメントや性暴力防止に関する発信をしている。ヴィーガンであり、2023年から生田武志氏・栗田隆子氏とともに「動物問題連続座談会」を開催中。関優花(せきゆか)氏美術作家。自身や他者の体調の変化を動機に、パフォーマンスや版画の制作を行う。 2021年より安西彩乃さんの支援団体「Be with Ayano Anzai」の代表。2023年より「大学のハラスメントを看過しない会」の副代表。主な作品発表に、個展「私をばらばらに説明する」(2020年、ナオナカムラ)、 都美セレクション グループ展 2021「版行動 映えることができない」(2021年、東京都美術館)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article茨城県畜産センターを告発:牛たちへの日常的な虐待行為 Next Article送検:糸満ハーレーでのアヒルへの虐待行為 2024/02/25