2012年4月3日、民主党衆議院議員福田 衣里子先生同席のもと、民主党幹事長 参議院議員 輿石 東様に対し、市民団体6団体1企業連名で、化粧品動物実験の廃止と動物実験代替の促進を求め、陳情を行いました。 当日私たちの熱い要望を聞いていただいたのは民主党企業団体対策委員長 池口修次議員、民主党副幹事長・元環境大臣政務官大谷信盛議員です。また、続けて環境大臣 細野 豪志様あての要望書を環境省渡辺自然環境局長に提出しました。 要望書の内容化粧品の動物実験廃止および動物実験の代替に関する総合的施策を求める要請近年、動物実験をめぐる国際動向は、代替へ向け大きく動いています。EUでは、2009年に化粧品の動物実験が禁止され、2010年には、「科学上の目的で使用される動物の保護に関するEU指令」の改正によって、科学や教育における動物実験の代替をできる限り速やかにすべきことなどが定められました。また、EU、アメリカともに、動物実験代替という政策をどこがどう担っていくのか、その枠組みは明確です。 しかしながら日本は、「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護法)改正の議論が進む中でも、一向に動物実験を代替していくための方向性が見えません。私たちは、動物実験によって、多くの動物たちが苦しみ、命の犠牲を強いられている現状に心を痛め、政府ならびに政権与党である民主党に対し、連名で下記3点を要望いたします。 つきましては、厚生労働大臣、環境大臣両大臣へも直接要請を行いたく、ご高配のほどよろしくお願い申し上げます。要望事項:1)化粧品・医薬部外品の動物実験を廃止へ向かわせること。(EUの化粧品の範囲は、日本の医薬部外品を含む) 2)動物愛護法において、動物実験の代替を配慮事項から義務事項に改正すること。 3)動物実験の代替へ向けた省庁横断的な枠組みを構築し、国として総合的にこの問題に取り組むこと。 以上 特定非営利活動法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA) 特定非営利活動法人 アニマルライツセンター(ARC) ストップ・アニマルテスト!キャンペーン ヘルプアニマルズ あしたへの選択/Choices for Tomorrow (CFT) さよなら、じっけんしつ 株式会社ラッシュジャパン 代替法の促進を!化粧品(シャンプー・石鹸などの日用品、医薬部外品を含む)は、動物実験は法的に義務付けられておらず、企業の良心で辞めることも続けることもできる物になっています。しかし、一部の化粧品メーカーは危険性の高い成分や医薬品に使われる成分を利用する際に、動物実験が求められます。 企業が利益のために効果効能を追求することは、動物の犠牲がないのであれば、理解できるものです。しかし、現在は効果効能を追求する過程で動物が苦しみ、殺されつづけます。そんな中で、動物を犠牲にしながら効果効能を追求するのは、消費者の理解を得ることは難しい段階に来ています。 化粧品動物実験がEUだけでなく、日本でも消費者意識が上がるとともに、化粧品に動物実験は必要ないという流れが出来上がっています。 つまり、まずは、動物実験代替法が確立され、認可されることが先決です。 代替法が確立されてその使用が義務付けられれば、化粧品だけでなく様々な分野で行われる安全性試験で犠牲になる動物がなくなります。また、海外は代替法開発に多額の投資をしている中で、日本は大きく後れを取っており、経済的な視点からも代替法の開発は急務です。化粧品動物実験、そろそろ本気で禁止を!長く運動を続け、EUが大きく動き、日本国内も廃止の流れができています。 消費者は化粧品分野では動物実験にNOを突き付けています。 それでもまだ化粧品分野での動物実験は続いています。 法的な禁止は必要です。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous ArticleUSA:サーカスの野生動物使用禁止法案提出 Next Article静岡県大根島タイワンザル問題 2012/05/15