化粧品のための動物実験の廃止を!!いつもあなたが使っている化粧品やシャンプーなどのためにも動物が犠牲になっていることを知っていますか?多くの化粧品メーカーが動物実験を行わないという方針で商品を開発している一方で、一部のメーカーでは、継続して動物実験が行なわれています。 薬事法化粧品基準/ネガティブリスト・ポジティブリストに違反しない成分については、企業責任のもとに安全性を確認し、選択した上で配合できることになっており、ネガティブリスト・ポジティブリストの変更や追加申請をする場合のみ安全性試験が必要です。 その安全性試験は、現在は動物実験を避けられないものであり、単回投与毒性試験、反復投与毒性試験、生殖発生毒性試験、皮膚一時刺激性試験、連続皮膚刺激性試験、感作性試験、光毒性試験、光感作性試験、眼刺激性試験、遺伝毒性試験、ヒトパッチ、吸収・分布・代謝・排泄試験となっています。 そもそも、化粧品とは、「人体に対する作用が緩和なもの」です。多くのメーカーがそうであるように、動物実験を行わない範囲内で化粧品を作ることは充分に可能です。 ポジティブリスト・ネガティブリストの改変に、貴重な動物の命が費やされなくてはならない現段階においては、企業の利益追求のためだけに動物実験を許容することには、多くの消費者が違和感を持っています。「人道性」なのか、「一部の企業利益」なのかが天秤にかけられている状態ですが、「人道性」を優先させる消費者、企業、国家は少なくありません。 先進国の多くでは、動物実験を行わず、それを製品パッケージなどにきちんと表示している化粧品会社が少なくありません。そして、そのような企業の倫理性は、消費者が商品を選ぶ際の判断基準にもなっています。 また、EUをはじめとして化粧品の動物実験を法的に禁止している国もあります。このような背景から、私たちは、安全性試験の代替法が確立されるまで、安全性試験の提出が求められる申請(ポジティブリスト・ネガティブリストの変更や追加の申請)を行わないことを求めます。 これは実質上、化粧品分野での動物実験の廃止を意味します。 あなたにとって、化粧品とは何のための物なのか、もう一度よく考えてみて下さい。 クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article山之内(現アステラス)製薬の動物実験 Next Article動物実験を行うメーカーリストに意見を届けよう 2002/01/01