動物の遺伝子を人間がいじって、人間に都合の良い動物を作り出しています。 遺伝子を組み替えてしまうのではなく、たとえば一部を欠損させたりするのです。 これをゲノム編集と呼びます。 今、日本では、肥満体になり、ものすごい速さで成長するようにされた3種類の魚たちがいます。すでに市場に出回ってしまっています。さらにはこの改変のためにアニマルウェルフェアの評価は一切行われていません。つまり、動物たちの苦しみは眼中になく、早く太ったほうが持続可能性が高いだろうと正論を振りかざしながら動物たちを作り変えてしまいました。アニマルウェルフェアが重視され始める中で、今、日本の魚がやばいことになってきています。まったくもって、福祉も命の尊厳もすべてを無視した品種改変が進んでいるのです。それに国は税金を大量に注ぎ込んでしまっています。世界はどうでしょうか。消費者の声、倫理観によってストップしているにもかかわらず、日本だけが突っ走っています。ゲノム編集種苗・食品が出てくることに懸念を感じた市民が立ち上げた共同プロジェクトであるOKシードプロジェクトの事務局長をつとめる印鑰智哉さんをお迎えし、動物に対するゲノム編集の現状や世界の動きを教えていただきます。アニマルライツセンターからは簡単にゲノム編集によって動物がどれほど苦しむかを解説します。今回も堀越けいにんさんが参戦してくれます。こちらのYoutubeのリンクから御覧ください。日時:2024年6月13日(木曜日)20時30分〜22時過ぎプログラム:[動物のゲノム編集]アニマルライツニュースサンクチュアリ報告動物愛護法改正 1トピ解説印鑰 智哉(いんやく ともや) プロフィールアジア太平洋資料センター(PARC)、ブラジル社会経済分析研究所(IBASE)、Greenpeace、オルター・トレード・ジャパン政策室室長を経て、現在はOKシードプロジェクト事務局長。2022年から食からの情報民主化プロジェクトを構想・実行中。ドキュメンタリー映画『遺伝子組み換えルーレット』(2015年)、ドキュメンタリー映画『種子ーみんなのもの? それとも企業の所有物?』(2018年)いずれも日本語版企画・監訳。共著で『抵抗と創造のアマゾン-持続的な開発と民衆の運動』(現代企画室刊、2017年)で「アグロエコロジーがアマゾンを救う」、『イミダス 現代の視点2021』(集英社2020)で「種子法廃止に続いて「種苗法改定」で、農家に打撃!?」を執筆。その他、『世界』(岩波書店)などで記事を執筆。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article緊急報告:救われた豚たちとその大きな代償 Next Article糸満ハーレーでのアヒル取り競争、再び 2024/05/24