広島市が所有する動物園は、2015年7月10日に「再整備基本計画」が策定された。事業期間は30年、概算事業費約90億円が想定されている。この計画において同市は、「優先事項」として新規導入するカバの展示施設整備、やカピパラやトナカイ、オオカミなどの導入、人が快適に動物観察できるようなルートの整備、新たなエリアの整備などを挙げている。現在(2019年12月末時点)は、同園に一頭いるマルミミゾウに子供を産ませるために、新たなオスのゾウを導入するためのゾウ舎の新設工事をおこなっている。 既存施設の再整備は「優先事項」には入っておらず一番後回しの2035年以降になっている。しかし、後述する同園の実態からすると、新たな動物の導入や新たなエリアや人の快適性向上ではなく、現時点で劣悪な環境に置かれている動物の展示施設の改築・改善だろう。多くの動物に隠れ場所すら用意されていない動物園なのだ。日本の動物園の多くは、動物の習性や生態に配慮したものとは言えない展示が多い。諸外国の動物園を見た後で日本の動物園をみると、ただの監禁施設でしかないと感じることもあるが、広島市の同園も例外ではない。無味乾燥で、隠れ場所もなければ起伏もない空間にただ動物がいるだけで、生き生きとした動物の姿を見ることはできない。同園のアカゲザル舎ムササビの飼育環境ワニの飼育環境ヘビの飼育環境ライオンの飼育環境アムールヒョウの飼育環境【動画】00:00~ツキノワグマ 00:21~ゾウ 02:06~アムールヒョウ02:56~ゾウ 03:46~アムールトラ 05:32~ゾウ逃れられない苦しみをから、ゾウは「はた織り」という常同行動で気を紛らわせ、トラやヒョウは狭い拘束施設の中を隠れ場所もなく常時人目にさらされながら行ったり来たりを繰り返す。日本の動物園を見慣れていると、これが普通と思ってしまいがちだが、たとえば上の動画にも出てくるアムールヒョウの飼育環境を、下のサンディエゴ動物園と比較してみると違いが分かりやすいのではないだろうか。 同園のコウモリも劣悪な環境に置かれている。イギリスのチェスター動物園はコウモリをこのように展示している。さらに日本の動物園でよく見られるのは動物との「触れ合い」だ。安易に集客を狙う目的で実施されるこの触れ合いは動物にとってはストレスでしかない。同園で「触れ合い」に利用されるテンジクネズミ。不特定多数のお触りに利用される彼らの「待機場所」にも隠れ場は設置されていない。動物園の存在意義として「教育」がよく言われるが、一方的に動物にお触りしたり、動物の生態や習性に配慮された環境にいない動物を観察をすることに教育的価値はない。動物園を正当化する側はよく「種の保存」を錦の御旗のように掲げる。同園の「希少な」マルミミゾウの繁殖計画も「種の保存」だと彼らはいうだろうが、ゾウが異常行動(はた織り)を繰り返す劣悪な環境で種を保存することに何の意味があるのだろうか。「種の保存」を盾に個の尊厳が侵されるようなことはあってはならないはずだ。動物は人のモノではない。動物を見世物にする動物園は無くしていくべきだ。だがすでに動物園に閉じ込められている動物については、動物の欲求を満たし彼らが終生幸せになれる環境を用意しなければならない。それは管理者の義務だろう。この動物園では今いる動物の飼育環境の改善がされないまま新たな動物を増やそうとしている。同園に対して要望書を提出した。要望書当法人は人と動物との穏やかな共存を目指して活動する認定NPO法人です。 貴市動物園における動物の展示方法についてお願いがあり連絡さしあげました。お忙しい中恐縮ですが、ご対応を検討いただけますようよろしくお願いします。1点目 霊長目、カメ、ツキノワグマ、ゾウ、触れ合いに使用される動物、ヒョウ、トラなどほとんどの動物に隠れ場所が設置されていませんでした。それぞれの動物展示施設に、動物の望む時に隠れることができる場所の設置をお願いします。2点目 ビルマニシキヘビ、ボアコンストリクターなどのヘビの展示ですが、いずれも貴園の展示施設では体が伸ばせる面積が足りないと感じました。直線姿勢は蛇の腸の不快感を除くために必要な姿勢です。直線姿勢がとれない場合は直線姿勢のとれる面積のある展示施設に変更をお願いします。 爬虫類の福祉評価法については、海外の論文を翻訳したものがございますので、必要でしたら参考にしていただけたらと思います。 https://arcj.org/issues/partner-animals/partner873/3点目 チンパンジーを除くマンドリルやアカゲザルなどの霊長類の展示方法ですが、面積が著しく狭く隠れ場が無く、屋外と屋内を自由に行き来することができない状態です。知能が高く好奇心の強い彼らの欲求を満たすことの出来る根本的な設備が整っていないようにかんじます。おそらく採餌のエンリッチメントの工夫や丸太や遊具の定期的な配置換え、交換などは試みていらっしゃると思うのですが、それだけでは足りず、施設の抜本的な改築が必要だと思います。貴園のチンパンジー展示施設と同等の施設整備をお願いします。4点目 夜行性動物の展示館についてですが、オヒキコウモリ、ルーセットオオコウモリといった飛ぶ能力のある動物を展示するスペースとして異様に狭いと思います。ルーセットオオコウモリは多頭飼育という問題もあります。動物福祉のある展示への変更をお願いします。参考までにイギリスのチェスター動物園のコウモリの展示方法を添付いたします(あるいはChester Zoo Fruit Bat Forestなどのワードで検索していただくこともできます)。https://www.youtube.com/watch?v=k_0u47OsQ1Eここと同等かあるいはこれ以上の環境を用意できるまでは、少なくとも繁殖制限をしたほうが良いと思います。 また夜行性動物では、ムササビ、キンカジューの展示施設が無味乾燥で狭く、特に問題があると感じました。動物福祉のある展示施設への変更をお願いします。5点目 アヌビスヒヒの群れの中の少なくとも二頭、脱毛している個体がいました(2019年12月28日時点)。食毛か病気かわかりませんが、必要であれば隔離治療するなどの対応をお願いします。6点目 動物が異常行動を起こさないで済む環境整備をお願いします。サバンナゾウの二頭ではた織り行動、アムールヒョウ、アムールトラで展示施設を行ったり来たりする常同行動がみられました。(またツキノワグマの一頭は両前肢の毛が剥げていました。これについてはストレスによる毛舐めの結果かどうかは不明ですが、お知らせしておきます) 異常行動の防止には抜本的な施設の改築が必要だと思います。面積が著しく狭く起伏も変化も隠れ場もなく、動物の欲求を満たすことが不可能な状況だと思いました。参考までにアメリカのサンディエゴ動物園のアムールヒョウの展示方法を添付します(あるいはAmur Leopards San Diego Zooのワードなどで検索していただくこともできます)。https://www.youtube.com/watch?v=qQODsmWX9UE https://www.youtube.com/watch?v=jNmdIzRiMpUここと同等かあるいはこれ以上の環境整備をお願いします。7点目 「触れ合い」イベントを廃止してください。不特定多数の人間に一方的に触られることは動物にとってはストレスです。動物であれば慰み者にしても良いというあやまった教育につながってしまう可能性もあります。8点目 最後になりますが、これらの改善・改築を行うには相当の費用が必要だと思います。再整備事業においてカバ、カピパラ、トナカイ、などの新規導入、ゾウの増頭なども計画されているようですが、その前に、今いる動物の環境整備を行ってください。貴園の展示方法は動物が「ただそこにいるだけ」というものが少なくないようです。このような展示方法は教育上も問題があると思います。動物福祉のないままいたずらに動物を増やすことは、動物の飼育環境をより悪化させてしまいます。以上です。特に緊急性が高いと感じたものについてのみ記載させていただきました。 恐れ入りますが、以上8つのお願いについて、下記までメールあるいは文書でご回答をいただけますよう、お願い申し上げます。回答2020年8月7日、動物園から回答をいただいた。回答から、動物園側も今の展示方法で良いとは考えてはおらず(ただし触れ合いは除く)、再整備計画で動物福祉への配慮は行われることが分かった。だがどのような動物福祉への配慮なのか、いつ行われるのか、具体的なことは不明であるし、整備計画は2045年までと長期にわたる。その間動物は苦しみ続けることになる。引き続き同園の動きを注視しするとともに、整備前でもできる工夫は行われる、とのことなので視察を継続したいと思う。回答は次の通り(赤字はアニマルライツセンターの要望部分)1点目 霊長目、カメ、ツキノワグマ、ゾウ、触れ合いに使用される動物、ヒョウ、トラなどほとんどの動物に隠れ場所が設置されていませんでした。それぞれの動物展示施設に、動物の望む時に隠れることができる場所の設置をお願いします。(回答) 隠れ場所の設置には大規模な施設改修が必要な動物もあり、すべての動物で即時対応は難しいですが、必要な種にはできるだけ設置するように努力してまいります。2点目 ビルマニシキヘビ、ボアコンストリクターなどのヘビの展示ですが、いずれも貴園の展示施設では体が伸ばせる面積が足りないと感じました。直線姿勢は蛇の腸の不快感を除くために必要な姿勢です。直線姿勢がとれない場合は直線姿勢のとれる面積のある展示施設に変更をお願いします。 爬虫類の福祉評価法については、海外の論文を翻訳したものがございますので、必要でしたら参考にしていただけたらと思います。 https://arcj.org/issues/partner-animals/partner873/(回答) 安佐動物公園のはちゅうるい館は、建築後45年が経過しており、近年の動物福祉の考え方に照らすと十分な施設とは言えないことは承知しております。そこで、限られた中ではありますが、巣箱や遊戯木の設置等の工夫を行い動物たちの生活の質の向上に努めています。 今後、安佐動物公園再整備計画において、はちゅうるい館は建替の計画となっており、新たな施設の設計の際には動物福祉の観点を取り入れていきたいと考えております。 それまでの間は、動物たちが少しでも快適で豊かな生活ができるよう工夫してまいります。3点目 チンパンジーを除くマンドリルやアカゲザルなどの霊長類の展示方法ですが、面積が著しく狭く隠れ場が無く、屋外と屋内を自由に行き来することができない状態です。知能が高く好奇心の強い彼らの欲求を満たすことの出来る根本的な設備が整っていないようにかんじます。おそらく採餌のエンリッチメントの工夫や丸太や遊具の定期的な配置換え、交換などは試みていらっしゃると思うのですが、それだけでは足りず、施設の抜本的な改築が必要だと思います。貴園のチンパンジー展示施設と同等の施設整備をお願いします。(回答) 安佐動物公園のチンパンジーを除くサル目の展示施設に関しては、ご指摘の通り動物福祉に関して不十分であると考えております。 今後、安佐動物公園再整備計画において、これらの展示施設は動物福祉に配慮した施設に変更することとしており、既設のサル舎は取り壊す計画となっています。 それまでの間は、エンリッチメントの工夫や施設一部改修等で対応するよう努力してまいります。4点目 夜行性動物の展示館についてですが、オヒキコウモリ、ルーセットオオコウモリといった飛ぶ能力のある動物を展示するスペースとして異様に狭いと思います。ルーセットオオコウモリは多頭飼育という問題もあります。動物福祉のある展示への変更をお願いします。参考までにイギリスのチェスター動物園のコウモリの展示方法を添付いたします(あるいはChester Zoo Fruit Bat Forestなどのワードで検索していただくこともできます)。https://www.youtube.com/watch?v=k_0u47OsQ1E ここと同等かあるいはこれ以上の環境を用意できるまでは、少なくとも繁殖制限をしたほうが良いと思います。 また夜行性動物では、ムササビ、キンカジューの展示施設が無味乾燥で狭く、特に問題があると感じました。動物福祉のある展示施設への変更をお願いします。(回答) 現在の夜行性動物の展示施設については、安佐動物公園再整備計画において建て替える計画となっています。それまでは工夫を続けながら動物たちが少しでも快適で豊かな生活ができるよう工夫してまいります。5点目 アヌビスヒヒの群れの中の少なくとも二頭、脱毛している個体がいました(2019年12月28日時点)。食毛か病気かわかりませんが、必要であれば隔離治療するなどの対応をお願いします。(回答) ご覧になられた個体の状況については当園においても把握をしており、現状では皮膚病などを患ってはいないことを獣医師が確認しています。二頭とも高齢の個体であり、年齢や乾燥などが原因であると考えております。 なお、当園のヒヒ山には、地下に暖房が整備された隔離室や大部屋などの避難場所として使える施設があり、夜間や寒さが厳しいときはそれらを開放するなど動物の健康には十分配慮することとしております。6点目 動物が異常行動を起こさないで済む環境整備をお願いします。サバンナゾウの二頭ではた織り行動、アムールヒョウ、アムールトラで展示施設を行ったり来たりする常同行動がみられました。(またツキノワグマの一頭は両前肢の毛が剥げていました。これについてはストレスによる毛舐めの結果かどうかは不明ですが、お知らせしておきます) 異常行動の防止には抜本的な施設の改築が必要だと思います。面積が著しく狭く起伏も変化も隠れ場もなく、動物の欲求を満たすことが不可能な状況だと思いました。参考までにアメリカのサンディエゴ動物園のアムールヒョウの展示方法を添付します(あるいはAmur Leopards San Diego Zooのワードなどで検索していただくこともできます)。 https://www.youtube.com/watch?v=qQODsmWX9UE https://www.youtube.com/watch?v=jNmdIzRiMpU ここと同等かあるいはこれ以上の環境整備をお願いします。(回答) 安佐動物公園のトラ、ヒョウ、ツキノワグマ展示施設が、ご指摘の通り動物福祉に関して不十分であることは承知しております。なお、安佐動物公園再整備計画においてこれら3施設とも動物福祉に配慮した施設に変更する計画となっており、それまでの間はエンリッチメントの工夫や施設一部改修等で対応するよう努力してまいります。7点目 「触れ合い」イベントを廃止してください。不特定多数の人間に一方的に触られることは動物にとってはストレスです。動物であれば慰み者にしても良いというあやまった教育につながってしまう可能性もあります。(回答) テンジクネズミやウサギなどの小動物とのふれあいは、子供たちが動物の心臓の鼓動や呼吸、温かさを伝え、命を感じることができます。さらに、かわいい、怖いなどの感情を豊かに育てることもできます。 当園では、ふれあいの実施にあたっては、同じ個体が長時間続けて使用されることのないように十分な個体数を飼育管理しており、また、来園者に一方的に触られることがないようにスタッフの指導のもとで行っています。 このように、適切に管理された体制のもとで命ある動物に直接触れる体験は、人の気持ちを豊かにし、命の大切さに気付き、他者の存在を感じさせてくれる場になると考えております。8点目 最後になりますが、これらの改善・改築を行うには相当の費用が必要だと思います。再整備事業においてカバ、カピパラ、トナカイ、などの新規導入、ゾウの増頭なども計画されているようですが、その前に、今いる動物の環境整備を行ってください。貴園の展示方法は動物が「ただそこにいるだけ」というものが少なくないようです。このような展示方法は教育上も問題があると思います。動物福祉のないままいたずらに動物を増やすことは、動物の飼育環境をより悪化させてしまいます。(回答) 当時、安佐動物公園は、都市型の動物園から脱却した広大な敷地に日本の動物園では随一の広さを誇った展示を行う最先端の動物園として開園しました。今日まで、様々な改修や修繕を行い動物のQOLの向上、来園者への教育、また、種の保存や調査研究を行ってまいりました。当時最先端であった施設も、今回様々なご指摘をいただいたとおりコンセプトの陳腐化や老朽化が進んでいます。 平成27年に策定しました安佐動物公園再整備構想では、それらを解消し新たな安佐動物公園として生まれ変わるよう、様々な施設を改修する計画となっております。当計画によって動物園の使命を果たすとともに飼育する動物のQOLの向上を目指して進めてまいります。追記2021年7月30日。上の動画にも出てくる、ゾウのアイさんが死にました。 7月29日午後6時半ごろにふらついて座り込んだ時に骨折し、そのまま体位を変えることができずに胃腸がふくらみ肺を圧迫して呼吸ができなくなり死亡したそうです。死んだのが発見されたのは30日朝(同園では夜間の動物の様子はチェックされていません)。安佐動物公園のWebサイト【8/13:死因を追記】サバンナゾウの「アイ」が死亡しました(7/29)より死亡の経緯 当園での繁殖を目指して約10年間にわたり、アイを飼育してきましたが、時々砂を食べることが原因で生じる便秘による疝痛症状以外には目立つ病気はありませんでした。今回の死につながる状況をビデオで確認したところ、7月29日18:26頃に座り込み、立ち上がろうとしたが起立できずに横になり、しばらくしてけいれんを起こした後に18:36頃に動かなくなりました。異常が出現して僅か10分余りの間に胃腸が膨らみ、肺を圧迫して呼吸ができなくなったものと考えております。解剖検査で分かったこと 解剖して確認したところ、左後肢の大腿骨を骨折していたことが判明しました。ビデオ映像では、ふらついてお尻から座り込んだ際に左後肢が下敷きになり、この時に骨折したものと思われます。通常、横になった状態が長く続くと、胃腸内で発生したガスが溜り膨れてきますが、体位を変えて胃腸を動かすことでガスを体外へ排出します。ところがビデオ映像では、腹部の膨らみが解消されることはありませんでした。このことから、左大腿骨の骨折により体位を変えることができず、胃腸が急速に膨らんだものと思われます。ㅤㅤ 動画は、2019年12月撮影したものです。アイさんは、アフリカの大地に比べてはるかに狭い見世物施設で、異常行動である「はた織り」をコンクリートの床の上で繰り返していました。*動画の2カット目右側のゾウは雄のタカさん、二頭とも「はた織り」を繰り返しています。ㅤㅤ アイさんはアフリカで産まれ、推定2歳で1984年に姫路セントラルパークへ連れてこられ、多摩動物公園、群馬サファリパークを転々と移動させられたあと、安佐動物公園へ連れていかれました。 多摩動物公園では二回出産。安佐動物公園へ連れてこられたのも繁殖目的でした。 ㅤㅤ 「日本の動物園からゾウをなくさないために」行われるブリーディングローン(動物園間の動物の貸し借り) ㅤㅤ 繁殖させて、苦悩に満ちた環境に動物を閉じ込め続けることに意味があるのでしょうか? このような動物を見せることに教育的価値はあるのでしょうか? 動物を本来の生息地から引き離し、モノのように貸し借りする権利が私たちにあるのでしょうか?クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Articleロンドンハーツ ドッキリでヘビを利用 Next Articleサーカスでの動物利用を禁止・制限する国々 2020/08/08