群馬県高崎市役所のすぐすばにある高崎公園は高崎市が管理しています。その中には寂れた無料動物園が残されています。アニマルライツセンターは視察をするとともに、10月に市役所に出向き、話し合いを行いました。残されている動物は、鶏、バト、孔雀、インコが複数羽、そひてニホンザル、コブハクチョウ、カモが1頭づつです。もともとはウサギの飼育を問題視した方たちからの通報でしたが、最も問題のある飼育は1頭で飼育されている猿と、池が浅く明らかに大きさが合わないオリに入れられているコブハクチョウでした。その他孔雀や鶏、鳩なども止まり木が全く足りないなど多くの改善できるポイントが有りました。一方、ウサギは抗議が多かったため他の施設に譲渡が決まっており、すでに手を出せない状態でした。ウサギは10月中にすでにいなくなったとのことです。しかしそこには、まだ、狭くてなにもない場所で孤独に耐えるニホンザル(女性)がいて、浅い池であるために足が地面についてしまうのを我慢しながら泳ごうとするコブハクチョウがいて、とまり木がなく羽も折れている孔雀がいます。どうか皆様から、高崎公園の動物たちすべての環境の改善を求めてください。なお、真っ先に求めた、二度と動物を増やさず、今いる動物たちの寿命全う後には閉鎖するようにという要望について、高崎市は同意し二度と増やさないことを約束してくれました。アニマルライツセンターから求めている内容エンリッチメントを行うこと動物は常に外部からの刺激を受け、探索し、採食し、仲間との社会的な関わりを持ち、時間を過ごしています。檻の中の動物はこれらが不足しているため、「エンリッチメント」により動物に行動を促したり精神的に変化をもたらす刺激を与え、動物福祉の5つの自由を叶え、6つ目の自由である生活を楽しむ自由を提供するものである。檻の中の構造的なエンリッチメントや給餌方法の工夫やおもちゃなどのアイテムによるエンリッチメントなどで、正常な行動を促す。サルのエンリッチメント・檻のスペースを増やすこと(猿舎の一部のみが与えられているため全てを開放すること)・構造物を増やす(止まり木、ベンチ、切り株、木の箱、太いロープなど)・構造物は定期的に位置を変え変化をもたらす・高齢であるため止まり木に登るためのはしごなども用意しておくべき・タイヤ(自転車タイヤなど)を使って止まり木を渡す(タイヤがゆらゆら動くため自然の木に近い動きを体験できる)・地面のコンクリートを改善する(土や砂を入れる、枯れ葉やおが粉を敷く、藁をいれるなど)・快適な居場所を、消防ホースでハンモックや椅子を作る・日々の給餌の際に、隠したり、ばらまいたり、甘い蜜を木に塗ったりする真ん中は空いていました、左のエリアはウサギが入れられていましたがいなくなるため全てのエリアに広げることを要望鳥のエンリッチメント・全ての鳥たちが同時にゆとりを持って止まることができるとまり木を追加すること・鳥たちが卵を安心して生める巣箱を用意すること・水鳥の場合、池を深くすること(拒絶されているがコブハクチョウは本来居たお堀に移動させること(隣の敷地にお堀がある)) など クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article新しくケージフリー企業・お店に追加された店舗 Next Article2022年企業交渉成果と飛躍 2022/11/18