館山市の城山公園に置かれた孤独なニホンザルのランちゃん、ジョーちゃん、孤独なキバタンのジュンちゃんのために、多くの行動をありがとうございます。(詳細はこちら) 現在館山市は ・ランとジョーについて、譲渡先を探すことに全力を上げている ・キバタンのジュンも、譲渡先に向けて動いている とのことです。いくつかの変化がありました。 アニマルライツセンターが記事をアップした翌日にランとジョーには毛布またはバスタオルが入れてくださいました。環境の変化が20年間なかった2頭は、なかなか新しい変化に慣れることができずにいますが、ジョーはほんの少し掴むようになってきています。 寒さに震えていたキバタンは2日後に行ってくださった方のお願いにより、ビニールシートが全面に貼られ、またその後小屋の中で過ごさせてもらえるようになりました。 また、館山市職員の方も、自分たちでエンリッチメントの方法を考えるなど、前向きな取り組みが見られます。 ※クジャクバトはすでに亡くなっておりました。キバタンに新たなケージ館山市に対し、キバタンの新しいケージが寄付されました。 その寄付をしてくださった方からのレポートをいただきました。一昨日(2月上旬)、城山公園に大きめの鳥かごを寄付して参りました。譲渡を探しているようですが、実際に健康診断や手続き等ですぐに引き渡しになるかは分からないですし、その間も狭い小屋の中よりは広さに慣れるのもリハビリかと思い、譲渡までの短い期間使い捨て承知でお渡ししてきました。その他おやつ、また小屋の中に電源があったので後ほど鳥用ヒーターも送っております。また譲渡先がケージを希望すればそのままお渡しする事になっています。4名程の職員の方とお話ししましたが、そのうちの1名の方は勤続25年の女性で、これだけいれば愛情が湧いて犬猫のようにかわいいと、キバタンやお猿さんに話しかけたり、本当に愛情があるようでした。(ひどい環境はともかく)以前は夜はストーブ等で寒さ対策もしていたようですが、長年職員が変わる内に新しい担当者に引き継がれなかったりで今の環境になっているようでした。キバタンがケージを移す際に判明したのですが、脱走しないように金具をグルグル巻きに締められており、ペンチで切って開けるのに時間が掛かりました。ずっと出る事なく閉じ込められていたようです。これは酷いですよ!と申しあげました。出る事がなかったキバタンは怯えて出てこず、職員の方が革の手袋をして移したのですが、それでも噛まれて血が出ておられました。移ってから少し経って落ち着いたようで、「こんにちわ」と喋ってくれたりおもちゃを突き出したりしておりました。 譲渡をするにしても、人が触れるくらい慣れるリハビリが必要だなと感じました。 アニマルライツセンター会員カラフルな突くもの、複数の止まり木、上下への移動、ブランコ上の止まり木などが、じゅんちゃんに提供されました。感謝です。ジョーちゃんの状態の悪さランちゃんの環境のあまりの酷さには、多くの方が驚かれたことと思います。ひどい状態であることは、現場の方もわかっていらっしゃいます。 ジョーちゃんについては、ランちゃんと比較すると少しマシです。しかし、常同行動をおこしており、その行動のあまりの悲しいものでした。ランちゃんも、変わってはいません。 ランちゃんは高齢ですが、まだ毛並みはきれいです。しかしこの状態のまま、もし病気になったら?やせ細っていったら?キバタンの檻と同様、まったく出入りができない状態です。 一刻も早く、今の檻を改善してください。 最善ではなくても、安価で、手軽にできて、ベターな方法を私達は提案しています。孔雀舎の隣の空きスペースを補強して使う案です。 館山市さん、改善に向けた早急な決断を、改めてお願いします。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article3月2日 アニマルライツ勉強会[ハニーだけではない・イルカショーの代償] Next Article粘着シートタイプのネズミ取りからねずみを救う方法 2019/02/17