★本記事内容について、被災地への電話問い合わせはお控えください。被災地ボランティアを志望する方は、各自治体ホームページの募集要項を必ずご確認ください。令和6年元旦夕方に起こった能登半島地震は、災害発生から救助の目安とされる72時間が経過しました。今回災害が発生したのはとくべつに畜産や養殖が盛んな地域ではありませんが、交通の遮断によって、被災地に取り残された畜産動物が一部いることがわかっています。被災した動物の命も瀬戸際にあります。今まさに復旧活動さなかの現地に生きている畜産動物、水生生物について、アニマルライツセンターが確認した被害状況は下記のとおりです。(2024年1月4日16:00現在)石川県【畜産動物】畜産振興防疫対策課「被害の情報は入っているが、道路の寸断があって、実際に見に行くことができない。半島の奥を走る〈のと里山海道〉が通行できないことが大きな問題。断水している地域では、飲水と同時でないと与えられない配合飼料を給餌することができない。断水地域では乾草を与えている。冬季の大雪に備えている農家が多いが、各農家での乾草のストック状況はわからない。干し草を農家のよって自給している場合もある。道路の寸断があって農家も現場に行かれていないことも。農家によると、畜舎の外観は見えるが、近づけない状況もある。最大の要因は里山海道の不通、それにより放置されてる家畜が一部いるのはわかっているが、人命優先なので今できることはない。感染症の問題は起こっていない」【水生生物】水産課 「まだ漁港漁協施設に聞き取り中。養殖に関して具体的に情報あつまってない。県内の海上養殖はとりがい、牡蠣など。淡水はやまめ・マス・鯉とそんなにもともと盛んではない。県内の養殖は白山麓に多く、今回被災している能登のほうはまだ連絡がとれていない。【その他動物園・水族館など】・のとじま臨海公園 連絡取れず・いしかわ動物園 能美市 営業している・石川県ふれあい昆虫館 白山市 被害なし 富山県【畜産動物】農業技術課畜産復興班「家畜直接の大きな被害はない。停電なし。断水なし。排水管等の損傷は応急処置済。県内の鶏舎の下の斜面の崩落があった。鶏舎への影響があるかもしれないが、現在もちこたえている。中にいた鶏は移動した。他に畜舎への道が崩れているような報告ない。作業員の勤務状況に変化ない影響ない。しかし今後の余震によっては畜舎に行けない場合が出てくれば影響がでるかもしれない」【水生生物】・水産漁港課(養殖)「被害状況情報収集中。県内の陸上養殖淡水は南砺市にイワナの養殖場がある。海水養殖は届け出制なので把握している。陸上海水養殖はサーモン、近畿大学水産研究所によるあなご、民間によるバナメイエビがある。 新潟県令和6年能登半島地震に関する情報に情報を順次公開【畜産動物】畜産課「いまのところ被害ない。倒壊、断水の被害状況はない。酪農の出荷も影響はない。道路がダメになっているわけではないので、畜舎倒壊のおそれはない。感染の問題は渡り鳥が病気をもってくるので、いまのところ影響ない。畜産現場作業員の状況はわからない。・上越市 鶏舎集卵ライン損傷→復旧・燕市採卵鶏の飼料タンクの破損【水生生物】水産課「現在調査中」・サケ増殖施設 被害なし・錦鯉 異常なし・糸魚川市 陸上養殖 卵が水槽外に流出→孵化層に転地 復旧・上越市 サケ稚魚 水の供給減少による汚濁→解消・佐渡市 ナマコが水槽外へ流出クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article将来の平飼い100%を目指す!サスティナブルなお菓子屋さん2店 Next ArticleInstaLiveアニマルライツチャンネル【動物未来予測。2100年、動物どうなってる?】 2024/01/04