2023年 畜産動物に関する認知度調査アンケート

アニマルライツセンターは2016年から毎年一回、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、民間会社を利用して調査を行っています。 2023年度も3月15日に実施、今回の調査結果ではアニマルウェルフェアの認知度の向上…

鳥インフルエンザ、農場を分割??!!矛盾した政策に疑問

鳥インフルエンザや豚熱が発生すると家畜や家禽は特殊なケースを除き、原則全頭羽殺処分となる。これは迅速なウイルス蔓延防止のための国の方針であり、家畜伝染病予防法で定められている。ほとんどの動物は疑似患畜といって、感染してい…

畜産が追い詰めたアマゾンの自然、すでにティッピングポイントを超えたか?

地球にとって重要な地域であるアマゾンを含めた南米の自然を、畜産業によって大規模に破壊されてきたが、ここ数年、もう後戻りができないという地点=ティッピングポイントを超えたのではないかと思わせる調査結果が出てくるようになった…

アクション報告-2月

ARC本部(渋谷) 2月3日、渋谷のスクランブル交差点前で行った活動は、通行人が少なく落ち着ていたこともあり、快くチラシを受け取ってくれる人や、パネルの前で足をとめ、向こうから声をかけてくれる人が多くいました。 自分から…

食品企業のエシカル度は?!企業のエシカル通信簿発表会3月17日

動物、環境、持続可能性、社会、消費者、平和など、7項目について企業のエシカル度を市民団体が調べて発表をしている企業のエシカル通信簿の発表会が3月17日に日比谷コンベンションホールで開催されます。 アニマルライツセンターも…

卵なくても大丈夫 卵の価格高騰?卵不足?問題ありません!

鳥インフルエンザで採卵鶏は1300万羽以上が殺されました。これにより起こった卵不足と卵の価格高騰、企業は卵製品を売り控え始めています。でもよく考えてみてください。戦後すべての製品の価格が挙がってきたのに卵の価格だけは上が…

アニマルライツチャンネル vol38[卵の価格の真実]

価格の優等生とおだてられ続けた卵、価格が高騰していると話題です。でも、本来の卵のコストってこんなに安いはずはないんです。これまで水よりも安く卵を使ってきた日本人に、卵の本当のコストを知ってもらえる良い機会になるはずです。…

茨城県霞ケ浦レンコン畑 野鳥被害

茨城県土浦市の霞ケ浦周辺は湿原地を利用したレンコン栽培が盛んです。このレンコン畑に2004年に防鳥ネット(天井型防鳥網)が張られるようになってから、野鳥が被害にあるようになったことはアニマルライツセンターが2009年に報…

日本人による毛皮の犠牲97,470頭分を減少

動物の毛皮=リアルファーは動物を苦しめ、命を奪い、人獣共通感染症の温床となり、環境にも悪い・・・。このアンエシカルで必要性のない”素材”は、着々とゼロに向かっています。 2022年の財務省の貿易統計から、毛皮、毛皮製品の…

アクション報告-1月

ARC本部(渋谷) 1月は9日の成人の日と28日に街頭活動を行いました。 成人の日はアクション前に、基礎講習会とボランティア交流会を行い、畜産動物の課題と畜産が抱えるリスクを改めて皆で共有しました。 拘束飼育や過密飼育、…

H5N1鳥インフルエンザでわかる工場畜産の限界

鳥インフルエンザが猛威を振るっており、企業は卵製品の製造販売の中止に追い込まれている。狂牛病以降、ひさびさに畜産のリスクを食品企業が知る大きな機会になったようだ。 さて、今流行している鳥インフルエンザはH5N1亜型という…

生きたまま熱湯に入れて殺した件数、またも増加

2021年度、生きたまま熱湯に入れて茹で殺された鶏の羽数が558,181羽であったことが、厚生労働省の統計データからわかった。この数字は前年に引き続き過去最高となっており、国内の食鳥処理場での失敗率は改善していないことを…

ノルウェーのすべての毛皮農場閉鎖!

2023年1月、ノルウェーのすべての毛皮農場が閉鎖されたことが発表された。ノルウェー政府は2018年にアニマルウェルフェアの懸念からすべての毛皮農場を終了させることを決定しており、閉鎖までの移行期間として7年を設定してい…

ファームアニマルウェルフェア講座第2期 受講生募集開始!

2022年から開始した、動物の未来イニシアチブでは、畜産動物たちの未来を守る人材を育成するために、ファームアニマルウェルフェアを徹底的に学ぶための6回講座を開講します。 第2期では、基礎を学ぶとともに、企業がどのようにア…

動物を助けるための仕事って?

よく聞かれるようになった質問 動物を助けたい、救いたいけど、どんな仕事を選んだらいいですか? 生き方が多様になり、お金を稼ぐことを目的として生きていくのではなく、苦しむ動物を助けるために自分の人生を使うことができるという…

アニマルライツチャンネル vol37[動物を守る法律の将来像]

動物を暴力から守ることができる法律は、動物愛護及び管理に関する法律だけ。はたして、今、動物愛護管理法は、動物を守ることができる法律なのでしょうか。アニマルライツセンターの記事を見てくださっている方は、そうではないことをす…

屠殺、かならず失敗は発生している

豚と牛の屠殺場では、日本でも基本的には気絶処理をしてから、首を切り失血死させます。しかし、この気絶処理は100%なされているわけではありません。失敗するからです。 気絶処理が正しく機能すれば、動物は最後の段階における苦痛…

鳥インフルエンザの基礎知識

過去にないペースで猛威を振るう鳥インフルエンザ、2023年1月10日の宮崎県と広島県での発生により殺処分数が1シーズンで初めて1000万羽を超えたことが大きく報じられたが、その後も1月13日に新潟県上越市で59例目、1月…

近代以前の日本にみる動物との共生 No4〜犬〜

鶏のほかにも、ハリスはさまざまな贈り物をもらっていますが、その中に、犬があります。 1857年11月15日の日記に、「日本人が非常に立派な二匹の子犬を持ってきてくれた。丸い、弾丸のような形の頭と、短い鼻と、「キング・チャ…

帝国ホテルの動物の苦しみを減らす取り組み

人・地球・動物共通の課題解決にむけて必要なのは、動物性たんぱく質を良いものに、そして少量に変えてくことです。アニマルウェルフェアとヴィーガンは、動物を救う取り組みの両輪なのです。企業には本業で社会課題を解決する取り組みが…