ブロイラーの照明管理-薄暗い生活

2014年度国産畜産物安心確保等支援事業における「飼養実態アンケート調査報告書」によると、日本のブロイラー経営の68.1%が、暗期の設定をしていない(24時間照明つけっぱなし)となっています。非常に高いパーセンテージです…

バタリーケージは、サルモネラ汚染が高い

サルモネラ菌は、鶏、豚、牛などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布しており、2,500種類以上もの血清型が知られています。 鶏や豚や牛などの動物の消化管では常在菌として存在していますが、ヒトにおいては、消化管にお…

アメリカのミンク農場、新型コロナウイルスの影響で操業停止を迫られる

報道によるとアメリカ合衆国ユタ州のミンク農場が新型コロナウイルスの影響で操業を停止しました。これは毛皮の輸出先である中国への輸出ができなくなったためであると言います。ユタ州は米国で2番めに多くのミンク農場を持つ州であり、…

2020年「強い農業・担い手づくり総合支援交付金」の交付基準 アニマルウェルフェアはほんのわずか追加

国の実施する畜産業界への支援制度には様々なものがありますが、そのうちの一つに強い農業・担い手づくり総合支援交付金というものがあります。 以前別の記事でお知らせしましたが、2018年からは、この交付金を使って産地食肉センタ…

5月14日アニマルライツチャンネルVol4 [牛乳を考え直そう]

インターネット上のライブ配信で行うアニマルライツ勉強会。YouTubeによるライブストリーミング配信です。 今回も落語家&アニマルライツセンター理事の立川平林さんとともにお届けする予定です! またリクエストを頂いたのでス…

新型コロナウイルスで米国の屠殺場、総崩れ

アメリカ合衆国の新型コロナウイルスの闘い方は他の国と少し異なっている。屠殺場でのクラスターが各所で発生しているのだ。 米国疾病管理予防センターは2020/5/1時点で、19州の115の屠殺場(食鳥処理場含む)で働く130…

もう一つのパンデミック

コロナウィルスで大騒ぎしているが、新型コロナ以前からずっと続いているパンデミックがある。鳥の世界のパンデミック「鳥インフルエンザ」だ。 鳥インフルエンザは1950年代にA型インフルエンザとして分類されて以降、世界中で様々…

EUディレクティブ:殺害時の動物の保護(と畜)日本語訳
と畜時の動物保護に関するEUディレクティブを、アニマルライツセンターでは一部具体的な条項の翻訳を行い公開します。ボランティアの翻訳であるため、用語説明等は省力化のため省略しましたので、翻訳を前文と1章は原文をご確認くださ…
鳥インフルエンザに怯える養鶏業者はまず闘鶏を駆逐したほうがいい

鳥インフルエンザに怯える養鶏業者の多くの恐怖は、基本的に自分たちのごはんの種となってお金に変えている鶏=つまり財産が殺処分されてしまうことだろう。動物保護団体からすれば無用な苦しみが加わることが懸念であるし、一般市民から…

日本版ベターチキンへの移行を促す

欧米を中心にヨーロッパチキンコミットメント(英国ではベターチキンコミットメント)というアニマルウェルフェアに配慮した肉用鶏の基準が広まりつつあります。 ヨーロッパチキンコミットメント(ECC) The European …

杉本彩さん「まずは知ること、そして行動を変えること」

女優、作家、ダンサー、実業家、そして公益財団法人 動物環境・福祉協会Evaの理事長でもある杉本彩さんから、お母さん豚を閉じ込めないで!キャンペーンに賛同メッセージをいただきました。 アメリカのある人気ドラマのワンシーンに…

オランダの2つのミンク農場のミンクから新型コロナウイルスが検出

オランダの2つのミンク農場のミンクが新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。 オランダ農業省によると、Gemert-BakelとLaarbeekの2つのミンク農場のミンクが呼吸障害を含む様々な症状を示し、通常よ…

カナダグースが新しく毛皮を仕入れることを廃止。2022年から

コヨーテの毛皮を首元などに大きくあしらうことで有名であったCANADA GOOSE(カナダグース)が、毛皮をリサイクル毛皮に変更し、2022年以降新たに毛皮を仕入れることをやめると発表しました。 CANADA GOOSE…

船橋市議会 齊藤 和夫議員「まずは関心を持つことから始めましょう」

お母さん豚を閉じ込めないで!キャンペーンサイトに船橋市市議会の齊藤和夫議員から賛同メッセージをいただきました。 私は、動物の殺処分をなくし人と動物が共生できる社会を実現したいとの思いから、2016年の船橋市議会議員選挙に…

動物保護指数(API) 2020年 どの分野でも低い日本。

世界14か国に拠点を持ち、国際的な動物保護活動を行うWAP(世界動物保護協会)が、2020年版の動物保護指数(API)レポートを発表しました。対象となったのは50か国。この中に日本も含まれます。 このレポートはWAPによ…

COVID-19の被害を拡大する可能性のある薬剤耐性菌:緊急の課題では?

COVID-19による医療崩壊が警戒され、すでにいくつかの国では医療機関が適切に機能できないほどに感染者でいっぱいになっている。 そんな中で警戒されているのが薬剤耐性菌(多剤耐性菌)の存在だ。4月16日にScience*…

JGAP改訂 意見募集中-アニマルウェルフェアの強化を求めよう!

JGAP基準書(家畜・畜産物)が2017に発表されてから約3年がたちました。日本GAP協会はこの基準書の改訂にあたって現在意見を募集しています。 *GAP協会より転載(ASIAGAPには畜産は含まれません。畜産動物に関わ…

新型コロナウイルスによる世界の畜産業への影響 第1弾

世界は新型コロナウイルスで騒いでいるが、畜産業へはどのような影響があるのだろう。 あちこちで外出制限のため飲食店が閉まり、スーパーマーケットで食材が買い占められている。問題は、飲食店用の食材とスーパー用ではパッケージなど…

【ケージフリー宣言】ひとりのオーナーの半生から開かれた道

専門的に農業を学び、食品会社勤務を経て、農林水産省に入省した経験のある異色のオーナー高城嘉樹さんが経営する やさいの庭Chiisanate(ちいさなて)がケージフリー宣言をしました。 オーナーは食と農のエリートですが、そ…

最低ランクのG-2020日本の畜産動物福祉の評価-動物保護指数(API)

世界14か国に拠点を持ち、国際的な動物保護活動を行うWAP(世界動物保護協会)が、2020年版の動物保護指数(API)レポートを発表しました。対象となったのは50か国。この中には日本も含まれます。 このレポートはWAPに…