今年のレンコン畑野鳥被害対応策につき茨城県に質問提出

年末年始に需要が上がるレンコンは、これからの冬の季節が収穫~販売のかき入れ時となり、野鳥被害も増大するシーズンとなります

長年この問題に取り組んできたアニマルライツセンターは、この件についての対応策の進捗状況を伺う質問書を茨城県知事宛てに提出いたしました。内容は下記のとおりです。

霞ヶ浦沿岸蓮根栽培地における野鳥被害に関する質問書全文

わたしたちは「すべての動物に思いやりを」というスローガンを掲げ、動物たちの苦痛や苦悩、弱者への暴力や差別、環境問題をなくすために力を尽くす市民団体です。

【経緯】

標題の霞ヶ浦沿岸蓮根栽培地における野鳥被害に関し、2009年2月20日には貴県と話し合い、要望書を提出ました。その後、2021年3月26日には野鳥被害の改善を希望する一般市民による署名を提出し、その折にも要望を提出、さらに2023年5月にも貴県との話し合いを実施し、その折にも要望書を提出しました。

本件被害を増長する原因は、レンコン収穫後も防鳥ネットを放置していることと、現場に管理責任者不在がちであることは明白で、それについては前述の要望や話合いの折に説明しご理解を賜っているものと存じます。さらに現時点でも、県からの鳥獣保護法・動物愛護法ないし公衆衛生に基づく指導は可能です。本件につきましては、当該農家に対する通達、改善指導を実施すべきで、それにつき下記の質問をいたします。

【質問】

一、2023年5月に面会した折に説明を受けた対策以上の、新しい改善策はされているでしょうか。

二、対策による改善効果を追跡調査しているでしょうか。

三、過去に提出した当会要望に対する、貴県の新たな対応策があれば教えてください。

【回答期限】

要望提出日より一か月以内

茨城県に意見を

レンコン産地は日本中にありますが、そもそも防鳥ネットを設置しない地域がほとんどで、これほど顕著な野鳥被害を出しているのは当該茨城県のみの現状です。茨城県ではレンコン畑に隣接する霞ケ浦の規模の大きさを被害の大きさの一員と説明しますが、そのような環境下であるからこそ、生態系を維持保存する対応が早急に求められています。皆様からも茨城県に意見を届けてください。

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