2019年3月、ニューヨーク市はすべての公立学校の給食が毎週月曜日ミートレス=肉なしになることを発表しました!2018年春にブルックリンの15校で試験的に行われていましたが、いよいよ全校に広げられ公式に採用されることになりました。これにより、毎週月曜日、ベジタリアン向けの健康的な朝食とランチが提供されることになります。Bill de Blasio 市長は、肉を少しだけ減らすことで、ニューヨーカーの健康を改善し、温室効果ガスの排出量を減らすことができますと述べています*1。このミートフリーマンデー(ミートレスマンデー)の取組みは、全生徒に無料で健康的な食事を提供するという市の取り組みの一環だそうです。健康で栄養価の高い食事を無料で提供するというプログラム自体、すばらしい。「Free School Lunch for All」素敵ですね。もちろん日本にはない問題の解決も含まれています。12〜14歳のアメリカの子供たちの65%が初期コレステロール病の兆候を示しているのだそうです。 ここまでではないにしても、日本も畜産物の消費が増えた昨今は、幼児肥満、学童肥満の割合は増加しました。そして学童肥満の4割はそのまま成人肥満になるそうです*2。日本は12歳の男児の10.42%が、女児の8.57%が肥満傾向児だそうです(2016年)*3。環境と健康に植物性の食事がいい影響を与えること、言い換えれば畜産物が環境にも健康にも著しく悪影響を及ぼすことは、もはや否定のしようはありません。そして世界中が徐々に植物性の食事を選ぶ方向に向かいつつあります。 *1 https://www1.nyc.gov/office-of-the-mayor/news/135-19/mayor-de-blasio-chancellor-carranza-brooklyn-borough-president-adams-citywide/#/0 *2 http://jspe.umin.jp/public/himan.html *3 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/03/27/1380548_01.pdfクリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article日本の魅力、発信するどころか逆効果では?東京五輪での畜産物調達問題 Next Article屠殺場に動物福祉のためのCCTVカメラの導入を! 2019/03/14