メキシコシティは2017年8月1日の議会で画期的な法案を全会一致で通過させました。
イルカショーを禁止したのです。
イルカやクジラなどの海洋哺乳類の商用利用を禁止しており、公的私的を問わず、イルカをショーに出し、管理し、訓練し、娯楽のために使い、またはセラピーに利用することを禁止しています。法律に違反したものは、最大30万ペソ、日本円で184万円の罰金が課せられます。
今後メキシコシティに今もとらわれているイルカたちがどうなるのか明確にはされていません。しかし今後メキシコ全体にこの規制が広がる可能性は大いにあると考えられます。
日本が未だにイルカの捕獲、生体販売を続けている中で、世界はどんどん変わっていっています。動物を閉じ込め、鑑賞するという文化を世界はなくそうとしています。多くの国がサーカスを禁止し、野生動物の捕獲を禁止しています。日本はこの分野は大きく世界から遅れをとっており、動物福祉が非常に低い中で海洋哺乳類だけでなく多くの野生動物が飼育されています。
日本でも少なくとも囚われた動物を今以上に増やさない、将来的には日本でも動物園や水族館をなくしていくという倫理的な判断がなされていくべきなのです。