野生のイルカが水族館へ導入されています。 多くの水族館では、和歌山県太地町で行われているイルカの追込み猟にて、捕獲されたイルカが高額で取引されています。また2012年度の取引き実績として、追込み猟で捕獲されたハンドウイルカ186頭中の131頭(70%)、ハナゴンドウ188頭中の24頭(12.7%)が国内外の水族館へ生体販売されました。動物園では行われない、調教によるイルカショー普段、疑問に感じない人が多いですが、殆どの動物園では人が動物を調教して芸をさせる事はありません。然しながら、多くの水族館では日常的に娯楽向けのショーが行われています。 水族館の主目的は、生態の観察や子供に対する情操教育等と言われますが、餌を自ら得る事が出来ない環境下で、動物たちに芸を行わせる行為はストレスでしかありません。 今一度想像して見てください。 一つの芸が終了する度に、調教師が餌を与えるのは何故でしょうか?狭い水槽で一生過ごす自然界で過ごす野生のイルカたちは、一日の平均移動距離は60~100kmとも言われます。 実際、水族館の水槽は数メートル~イルカショー用の水槽であっても数十メートルしかありません。その為、同じ所を何度も繰り返し泳いで回るイルカの常道行動が見られます。 ちなみに動物園の像であれば、何度も鼻を左右へ振ったり、体を左右へ振るなどの反復行動です。これらはストレスが原因で、本来の行動欲求が満たされない為の異常行動です。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Articleミルクを生産するために使われる牛たち Next Article母豚を拘束する「分娩ストール」とは 2014/06/19