交付金で屠殺場を整備するには「飲水設備」「アニマルウェルフェアへの配慮」が必要

屠殺場の動物福祉への取り組み 日本では、多くの屠殺場で飲水設備が設置されていません(詳しくはコチラ)。飲水設備がない屠殺場では、どんなに暑い日でも、畜産動物はのどの渇きに耐えなければなりません。前日搬入で翌日屠殺の場合、…

鶏を熱湯で殺すのは動物愛護法違反ではないのか?衆議院環境委員会で質問

5月31日、衆議院環境委員会において、堀越啓人議員(群馬)が、鶏たちを生きたまま茹で殺す”放血不良”の問題について改善を、またOIEの動物福祉規約の動物愛護担当職員への周知徹底を求めました。 生きたまま茹で殺される鶏たち…

ベストウェスタン 日本も含め2025年までにケージフリー

世界最大規模のホテルチェーンであるベストウェスタンは、使用している卵を2025年までに全てケージフリーの卵(平飼いや放牧などの鶏をケージに閉じ込めずに生産した卵)に切り替えると発表しました。 ケージの卵の問題点はこちらか…

バタリーケージからの救出
バタリーケージから救出された2羽、元気です

2018年にバタリーケージから救出され、アニマルライツセンターが引き取った2羽の鶏、歩(あゆみ)と希(のぞみ)。当初バタリーケージの中で負傷した足と足の付根の傷により、歩けませんでした。 とくにのぞみは足の付根を骨折した…

培養肉(クリーンミート)・代替肉(植物由来)-動物の犠牲の無い「肉」の時代へ

なぜ「培養肉」「代替肉」なのか-動物の犠牲 下のグラフは1961年から2017年にかけて、世界中で肉・卵・乳のために犠牲になった動物数の推移を示している。 出典:FAOSTAT *左軸の単位Mは100万。少し分かりづらい…

参加募集!:動物愛護法改正報告会&動物実験と畜産動物の勉強会

2年半ロビー活動を続けてきました動物愛護法の改正。私達はJAVAとPEACEの3団体でパートナーシップを組み、すべての動物を守れる法律をと働きかけてきました。 改正された動物愛護法には、私達の提案内容が多く反映されていま…

多くの問題を抱える「乳牛のつなぎ飼い」

あなたの飲んでいる牛乳は健康な牛から絞られたものでしょうか? 牛乳を搾られている牛がどのような方法で飼われているのか想像してみたとき、牛たちが放牧されていると考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、日本では約7割…

牛乳を考え直そう
【牛乳を考え直そう】乳牛のつなぎ飼い(拘束飼育)をゼロに!

2019年6月13日、認定NPO法人アニマルライツセンター(東京)は、乳牛が長期間歩くことも許されず短い鎖やロープにつながれたまま、ミルクを搾り取られている問題を解決するため、【牛乳を考え直そう Rethink-Milk…

乳業メーカーによるアニマルウェルフェアへの取り組み

普段牛乳・ヨーグルト・チーズなどを摂る方は、乳製品を選ぶときにどのような基準で選んでいるでしょうか?値段、パッケージ、ブランド、判断基準はいろいろ考えられますが、乳牛の飼育方法やアニマルウェルフェアというのも、1つの大切…

苦しむ動物たちに希望を。畜産動物たちのためのデモ行進を行いました

社会の中で無視され続けている動物たち、畜産、水産動物たちのために。 身動きも取れず、不毛で不潔な檻の中で、必死に呼吸し、必死に飲み、必死に食い、命を永らえ、一方的に利用され、彼らののぞみは何一つ報われることなく、ひどい方…

ワクモ

台湾で差し止めとなった日本の卵 2018年度、卵の供給オーバーで価格が下がり成鶏更新・空舎延長事業が発動され、数百万羽の採卵鶏が屠殺された(詳細はコチラ)。過去10年で最低水準に落ち込むほど卵の価格は低迷し、生産量は過剰…

需給調整で殺される鶏たち-成鶏更新・空舎延長事業

2018年度、5年ぶりに発動された成鶏更新・空舎延長事業をご存知だろうか? この事業は農林水産省の「鶏卵生産者経営安定対策事業」の一つで、同省の資料*1には次のように書かれている。 成鶏更新・空舎延長事業 鶏卵の標準取引…

ケージフリーの卵のみ使用する日本企業 ななくさの郷(松田マヨネーズ)

株式会社ななくさの郷は「松田のマヨネーズ」という自然派のマヨネーズを生産している企業です。 今回問い合わせをして、ななくさの郷で使用している卵は全て平飼い卵であり、今後も会社としてこの方針を続ける予定であるということが分…

日本の畜産業、短期的視点だけでいいのでしょうか?

2019年5月9日、参議院農林水産委員会での小川勝也議員(北海道)が行った東京オリンピックにおけるアニマルウェルフェアが守られないことに対する質問に対する、農林水産省の答弁は驚くべきものでした。 驚きの回答1 もしかして…

動物はごはんじゃない
動物はごはんじゃない、差別の意識を取り去ろう

沈黙は、動物搾取側を利するのみで、動物を守ることはない 苦しむ動物たちを守ろう 希望のない動物たちに希望を。 700億の畜産動物、1000億以上の水産動物のために声を上げよう 動物はごはんじゃないデモ行進 MARCH T…

サブウェイと意見交換 アジアでもケージフリー!?

2019年4月26日、日本サブウェイ合同会社とアニマルウェルフェアの取り組みについて意見交換させていただきました。 サブウェイは2010年以降、ヨーロッパにおいてケージフリーの卵のみを使用しています。オーストラリアでも2…

日本でよくある乳牛の繋ぎ飼い、ヨーロッパでは廃止への流れ

皆さんが消費する牛乳をつくっている酪農場の大半では、牛が施設内でほぼ常に縄やチェインなどに繋がれて左右向後の身動きができないでいると知っていますか? 日本の73%もの酪農場が繋ぎ飼いを主な飼育方法としています。 日本で繋…

糞尿の中で生活する牛たち

 2019年日本の牛舎 ドロドロした糞尿がたまり、ヌルヌルした床の上でこの牛たちは飼育されています。彼らは短い紐で常時つながれており、この不衛生で不快な状況から逃れることはできません。 パッキングされてスーパーに小奇麗…

豚コレラを契機に畜産全体を見直せ:参議院農林水産委員会

2019年4月、豚コレラは収束する気配を見せるどころか、その勢いは加速しているようにも見えます。 その犠牲数はあっというまに86,000頭になりました。 4月9日と4月11日の農林水産委員会では、政府の対応の不手際、農家…

ドキュメント映画「かわいそうな象を知っていますか?」番外編に畜産動物

動物愛護管理法の改正が近づくにつれ、明らかになってくる畜産動物の福祉への無関心。 動物ジャーナリストの佐藤栄記監督が、畜産動物たちに光を当ててくれました。 井の頭自然公園(井の頭動物園)でたった独りぼっちで、コンクリート…