近代以前の日本にみる動物との共生 No1〜ハリスと牛乳〜

はじめに 日本のアニマルウェルフェアを考えるとき、日本の牛や豚や鶏たちにとって大きな転機となった時期が、近代に二つあります。ひとつは西洋の「畜産」が普及し始めた明治維新前後、もう一つは現代の畜産形態である『工場畜産(集約…

検察審査会に署名と意見を提出:愛媛県 豚の餓死事件

2022年7月28日、豚の餓死事件に起訴猶予で不起訴処分とした西条検察の審査会である西条検察審査会に署名、識者からの意見書、陳情書を送付しました。事件の詳細はこちらからご覧いただけます。 提出当時の署名人数は27,406…

54,000頭の全ての豚が2ヶ月にわたり殺される農場・・・

2022年7月23日、栃木県内の養豚場で豚熱の発生(県内4例目)が確認された。今回の飼養頭数は約5万4千頭、ニュースでは国内最大規模の殺処分であることが強調されている。これにより国内の豚熱は全83事例、殺処分数は約353…

OIE屠畜に関するコード改訂への日本政府修正案に意見

OIE(世界動物保健機関・通称 国際獣疫事務局)は、すでにある動物福祉規約の改訂も行いますが、今回の改定の対象になったものは『と畜に関するコード』でした。改定案が示され、それに対して各国がコメントを提出するという段階にあ…

妊娠ストール:よくある3つの勘違い

豚を著しく苦しめる妊娠ストール飼育は、豚を拘束するという問題点は非常に単純明快なのだが、多くの人が正しく理解できていないという課題がある。私たちは10年以上この問題解決に取り組んできて、数々の”勘違い””故意?なミスリー…

イスラエルの全ての鶏は2038年以降、ケージに閉じ込められません

2022年6月20日、イスラエル政府は鶏たちにとって重要な動物福祉規則を全会一致で可決しました。2037年までに、ケージ飼育が禁止されます。現在イスラエルでは96.8%の鶏たちがケージ飼育され、農場の数でいうと93%が何…

鶏肉という暴力

保護鶏の大ちゃんと福ちゃんは肉用に飼育されていた鶏”ブロイラー”だった。彼女たちはふたりとも心疾患で死んだ。この原因はブロイラーに対して行われてきた過激な品種改変(一般的に言う品種改良)がある。 ブロイラーの成長率は、1…

農林水産省が作った飼養管理指針、パブコメ。意見を送ってレベルをあげよう

農林水産省が2022年6月21日23時59分まで、アニマルウェルフェアについての飼養管理指針案の意見を募集しています。日頃から動物たちのことを気にかけてくださる皆様にお願いです。市民がアニマルウェルフェアを上げることを望…

ベジタリアン・ヴィーガンに適した加工食品の日本農林規格についての意見募集

農林水産省は現在、「ベジタリアン又はヴィーガンに適した加工食品の日本農林規格案」について、6月10日まで意見を募集している。 この新たな規格は、日本農林規格等に関する法律の第3条第1項に基づき今回制定されることになり、日…

平飼いとバタリーケージ、どちらが労働負荷が強いのか

平飼い鶏舎で働く人の話を聞くと、ほとんどの人が「平飼いはバタリーケージに比べてやりがいがある」と答えます。もちろん誰もがそう感じるわけではなく、生き物の世話をすることを、楽しいと感じる人が働いているからこそ「平飼いはやり…

山形の温泉旅館、山形座 瀧波はケージフリー!

山形県の温泉旅館、山形座 瀧波が2022年5月、ケージフリー宣言をしてくださいました。 こちらの旅館で使用されている卵はすべて平飼い卵で、ソース類やアイスクリームも自家製のため、それらにも平飼い卵が使用されています。 以…

自然栽培の専門店ハミングバードはケージフリー!

インターネットで食品の販売を行っている、合同会社ハミングバードは取り扱うすべての殻付き卵がケージフリー(平飼い、または放牧)であり、今後も販売する殻付き卵はケージフリーのものだけを使用することをお約束いただく、&#822…

動物のための現実的な運動をするために
アニマルウェルフェア運動には2つの視点があります。ひとつは、どうしたら動物の苦しみを減らせるか、もうひとつはどうしたら問題を知らせることができるか。動物の問題というと、畜産や衣類、実験動物、イベントや神事、娯楽に利用され…
ファームアニマルウェルフェア講座開講!受講受付開始:動物の未来イニシアチブ

アニマルライツセンターでは動物たちの未来をもっともっと良い方向に引っ張っていくためのプロジェクト”動物の未来イニシアチブ”の第1段として、ファームアニマルウェルフェア講座を開講します。 この講座では、経済、消費問題の専門…

動物の未来イニシアチブ
人と地球と動物の未来をより良い方向に変えるために、動物たちの課題と関連する知識と解決策を共有します。 6回連続講座:ファームアニマルウェルフェア講座 畜産動物の問題を集中的にする6回連続講座。2022年から開始し第3期ま…
食の本質を伝える食品店、FOOD STORY こころびはケージフリー!

千葉市の食品店、FOOD STORY こころびが2022年5月、ケージフリー宣言をしてくださいました。 こちらはなんと30年前から無添加を大事にしていて、自然なものをセレクトしている食品ショップです。 現在お店で扱ってい…

みつるCOMPANY(株)と、ゲストハウス とぅるば家はケージフリー!

2022年4月、世田谷区で飲食店を経営する、みつるCOMPANY株式会社と、沖縄のゲストハウス、とぅるば家がケージフリー宣言をしてくださいました。現在、使用している卵は全てケージフリーのものであり、今後もケージの卵を使用…

アリゾナ州、ケージ飼育による卵の生産と販売を2025年までに禁止

2022年4月、ネバダ州に続きアリゾナ州でも州内で販売される卵・卵製品は、卵がどこで生産されたかに関係なく、ケージのない施設からのものであることを求める法律が可決された。ここの「卵製品」とは液卵や粉卵などのことだ。(今回…

西日本の養豚場で起きた餓死事件、検察に起訴を求める

2019年、ある養豚場の全ての豚が飢えで苦しみ、子豚が無計画に繁殖し、大人の豚に踏み潰された、いわゆる養豚場の飼育崩壊が起こりました。アニマルライツセンターはこの事業者を告発、しかし検察は2022年1月31日に起訴猶予処…

署名キャンペーン畜産動物への虐待を罰してください
https://www.hopeforanimals.org/pigs/starving-to-death/