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北海道帯広食肉衛生検査所らが2010-2011年に実施した「と畜場の繋留所における家畜の飲用水設備の設置状況」調査によると、すべての動物を搬入したその日に屠殺すると殺場は7%だけです。 10年経過した現在の搬入状況は不明…
イスラム教のハラールなど、宗教と殺ではスタニング(気絶処理)が認められないことがあります。日本国内で行われる宗教と殺でもスタニングが行われない事例があり、アニマルライツセンターはこの問題に取り組んできました。 現在(20…
普通、牛のと畜(屠殺)は、まずボルトガン(家畜銃)で気絶させてから頚動脈を切断する、という方法で行われます。 しかし宗教(ハラール)と殺では、この気絶処理(スタニング)無しで、いきなり首が切られることがあります。 意識の…
欧米を中心にヨーロッパチキンコミットメント(英国ではベターチキンコミットメント)というアニマルウェルフェアに配慮した肉用鶏の基準が広まりつつあります。 ヨーロッパチキンコミットメント(ECC) The European …
世界14か国に拠点を持ち、国際的な動物保護活動を行うWAP(世界動物保護協会)が、2020年版の動物保護指数(API)レポートを発表しました。対象となったのは50か国。この中には日本も含まれます。 このレポートはWAPに…
アニマルウェルフェアの広がりに貢献した企業 アニマルウェルフェアアワード(AWA)は、畜産動物、水産動物へのアニマルウェルフェア対応が世界から遅れていく日本において、動物たちのことを考え、アニマルウェルフェアへの取り組み…
5年ごとに改正される「食料・農業・農村基本計画」が2019年9月6日~2020年2月末にかけて行われたパブリックコメント(国民からの意見募集)をへて、2020年3月31日に決定しました。 集まったパブリックコメントは総計…
5年ごとに改正される「酪肉近の基本方針(酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針)」「家畜改良増殖目標」「鶏の改良増殖目標」について食料・農業・農村政策審議会畜産部会で議論が行われていましたが、2019年10月21…
アニマルライツセンターは、横たわることもできない短い紐で、飲水もできない状態で夜通し繋留していたと畜場(以下Eと畜場)へ改善を求めていました。 3月に電話で確認し、Eと畜場の回答をいただきましたのでご報告します。 改善し…
鶏を食鳥処理場で生きたまま熱湯に入れて、茹で殺す”放血不良”は2018年(現時点の最新の統計)に、2009年ぶりに50万羽を超えた。採卵鶏もこの中に含まれる。卵を生み始めて1~2年で採卵鶏は”成鶏”という名で屠殺され、缶…
食鳥処理場という名の屠殺場で、鶏たちが究極の虐待を受けている。放血不良と業界では呼ばれているが、屠殺に失敗して鶏を生きたまま62度の熱湯に入れて殺す割合が、日本は減っていかない。むしろ増えている。肉用鶏と成鶏(採卵鶏を殺…
食料・農業・農村基本計画は、食料・農業・農村基本法に基づき、食料・農業・農村に関し、政府が中長期的に取り組むべき 方針を定めたものであり、情勢変化等を踏まえ、概ね5年ごとに変更することとされています(農林水産省サイトより…
2019年12月11日「対 EU 輸出食肉の取扱要綱」が改正*1されました。 2019年2月1日の日本とEU間の経済連携協定(EPA)締結で見送られていた「日本からEUへの家禽肉輸出」が、その後の協議で可能となった*2こ…
小難しく長いタイトルでひるんでしまいそうですが、 日本の酪農業と肉牛業の健全な発展のために何をすればよいか、それから鶏・牛・豚の「改良」をこれからどのようにすすめていけばよいか?国民の皆さん、意見をください。 と、国が求…
牛の個体識別番号とは 生の国産牛肉をスーパーなどで購入する人なら、パッケージに書かれている「個体識別番号」を見たことがあるかもしれません。 牛の個体識別番号とは、牛ごとに割りあてられる番号で、牛の耳に取り付けられるだけで…
国の実施する畜産業界への支援制度には様々なものがありますが、そのうちの一つに強い農業・担い手づくり総合支援交付金というものがあります。 以前別の記事でお知らせしましたが、2018年からは、この交付金を使って産地食肉センタ…
5月31日、衆議院環境委員会において、堀越啓人議員(群馬)が、鶏たちを生きたまま茹で殺す”放血不良”の問題について改善を、またOIEの動物福祉規約の動物愛護担当職員への周知徹底を求めました。 生きたまま茹で殺される鶏たち…
2018年度、5年ぶりに発動された成鶏更新・空舎延長事業をご存知だろうか? この事業は農林水産省の「鶏卵生産者経営安定対策事業」の一つで、同省の資料*1には次のように書かれている。 成鶏更新・空舎延長事業 鶏卵の標準取引…
成鶏の屠殺場が鶏たちをギュウギュウ詰めのかごに入れっぱなして長時間放置している問題に関し、2018年11月、厚生労働省の調査結果がだされた。 驚きの72時間放置 2018年11月21日の農林水産委員会の答弁の中で示された…
犬猫の殺処分ゼロを目指す超党派議連の中に作られている動物愛護法改正プロジェクトチーム(PT)は2023年8月25日を皮切りに、21回のPTが開催された。関係者からのヒアリングと議論を行い、方向性を定めてきている。しかし、…