千葉県九十九里町が運営する海の駅九十九里 イワシ資料館入り口に、超過密な状態で3000匹のイワシが入れられている件について、九十九里町からの回答がありました。水槽に入れられているイワシの死亡率についてですが、おおよそ、年16.6%イワシの入れ替えは行わず、年1回追加を行っている飼育密度(容積と頭数)は、容積約6.8㎡、イワシ約3000匹弱ったイワシは、委託業者が判断し処理を行っている(処理の内容は無回答)イワシ展示を廃止して欲しいという要望については、 イワシの展示しております水槽につきましては、当方施設の集客目的の一つとして設置し好評を得ているものと考えていたところであります。 また、今年度の水槽維持管理費用は町議会の了承を得て、令和5年4月1日時点で翌年令和6年3月31日までの1年間、民間事業者と契約済であり、早急に変更することは難しいものと考えております。 しかし今後、皆様からの展示水槽の貴重な意見を真摯に受け止め、長い時間水槽にて飼育したイワシでありますので、海への放流はせず、飼育密度に留意し、飼育の難しいと言われるイワシですが愛情をもって飼育しながら、映像等の展示も視野に、関係機関と今後の課題として協議しながら、進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願い致します。との回答でした。容積が6.8㎥(回答は㎡であった)であれば幅2m×奥行き1.7m×高さ2m程度と言ったところであり、想定よりも狭い奥行きでした。弱ったり死んだりした魚を取り出し、また新たな魚を1年に1回入れるという運用をしているようです。イワシ漁獲量は近年は日本近海では1990年代前半から後半にかけて急激に減少し、もはや希少な魚になりつつあります。そのような中で、この狭く無機質な水槽、そしてほとんど人も見ていないような水槽に入れて、死んで減っては、増やし、を繰り返し続けることに正当性はあるでしょうか。魚たちは、広い海の中で本来の自然な生態を発揮しつづけるべきです。この飼育に愛情は感じられません。映像展示を視野に入れてくれるというのは朗報ではありますが、一刻も早く、この展示をやめ、海に還し、この水槽の中で無惨に死んでいくべきではないと私たちは思います。動物愛護管理法の罰則規定には当たっていない魚類です、彼らの貴重な終生をこのような中で飼育する必要性はありません。どうか、一人でも多くの方が、小さな命たちのために、九十九里町へ意見を届けていただけますよう、お願い致します。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article母の日ギフトを母性を利用される動物たちに。 Next ArticleG7に当たって欧州・日本の動物保護団体の共同声明 2023/05/13