7月末、#エビの命も大事 キャンペーン開始に先立って意識調査を実施した。養殖場で親エビの片目が切除されているという現状をこのキャンペーンサイトにある動画や写真も含め簡単に説明した後、12項目の質問に対して4択で答えてもらった:はいどちらかと言うと「はい」どちらかと言うと「いいえ」いいえこのアンケートを見る前、エビは苦痛を感じることができると知っていましたか?自分が食べるエビの飼育方法や飼育環境について知りたいと思ったことはありますか?エビの養殖で眼が切除されていることを知っていましたか?眼を切除する養殖場からのエビを避けたいと思いますか?水産養殖に関して認証ラベル(MELマリン・エコラベル・ジャパンやASCなど)があることを知っていましたか?スーパーや飲食店でMELやASCの認証ラベルを見たことありますか?水産養殖に関する認証ラベルに、エビの眼を切除しない養殖場からであるという条件を認証基準に入れてほしいと思いますか?日本政府に、養殖場でエビの眼を切除しないことを生産者や販売者に促してほしいですか?説明を読んだ後、エビは養殖のものを避けたいと思いましたか?説明を読んだ後、エビの消費を減らしたいと思いましたか?エビは苦痛を感じることができると思いますか?魚は苦痛を感じることができると思っていましたか?全国350万人以上の調査専用モニタの中から、15才以上男女2884人の回答を得た。その結果を下の表にまとめた(上記の順番とは違うが、見やすい順序に並べた)。「エビは苦痛を感じることができる」と分かっていた人はほんの11%(9人に1人)で、「どちらかと言うと」も含めると日本の4人に3人はエビは苦痛を感じないと思っているようだ。説明後は約3倍の人がエビも苦痛を感じることに納得したようだ。(「魚は苦痛を感じることができる」と思っていたかについては、4人に1人しか「はい」と答えなかった。約半数の人は魚は苦痛を感じないと思っているようだ。)このような認識が現状である中、「自分が食べるエビの飼育方法や飼育環境について知りたいと思ったこと」がある人は約20%、5人に1人だ。約3%~10%の人が「エビの養殖で眼が切除されていること」を知っており、似た割合の人が「水産養殖に関する認証ラベル」を知っていた/見たことがある、と答えた。養殖エビの現状を簡単に読んだ後、約6割の人が「日本政府に、養殖場でエビの眼を切除しないことを生産者や販売者に促してほしい」と答え、5割以上が「眼を切除する養殖場からのエビを避けたい」、「水産養殖に関する認証ラベルに、エビの眼を切除しない養殖場からであるという条件を認証基準に入れてほしい」と答えた。半数近くが「エビは養殖のものを避けたい」と思い、4割近くが「エビの消費を減らしたい」と思ったと答えた。年代別の傾向認知度は若い世代の方が高いようだ。他の認知度の質問(1/3/5/6/12)についても、上と似たような傾向であった。しかし、どうにかしたい気持ちがあるかとなると、ほぼ逆の傾向だ。問題解決に繋がる質問(2/4/7/8/9/10)については、全て上と似たような傾向であった。 残念ながら20代以上は若い人ほど、養殖エビについて問題意識を持っていないか解決したいという気持ちがないようだ。15歳~19歳にはまだ希望がある。10代から20代に移行するどこかで関心が減るようなので、これらの世代に、自分の選択や行動により苦しみを減らしていけるということを伝えるのは特に重要だろう。【調査主体】認定NPO法人アニマルライツセンター 【調査期間】2021/7/29~2021/8/5 【有効回答数】2884(内2783人は7月中) 【調査方法】インターネット調査(一般調査会社のネットモニターを利用) 【対象者条件】350万人以上のネットモニターうち、全国の15才以上男女を対象この調査の費用は Compassion in World Farming International からの助成金から出されました。この #エビの命も大事 キャンペーンの結果を測るために、同じ資金で2022年1月にまた同じ調査を行う予定です。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article国内ケージフリー宣言、130社超える!「田舎の台所 零壱」「ねこカフェ たまねこ」「でこぼこマーケット」が新たに賛同 Next Article人の細胞の若返りのために 動物性タンパク質を摂らないことが重要と判明 2021/09/07