参議院選挙投票日が迫っています。各地でたくさんの候補者の呼びかけを聞くことでしょう。ぜひ動物たちのためにも、選挙で貴重な一票を投じ、自分たちの代理人を国会に送りましょう。ところで、アニマルライツセンターはこれまで選挙に行くことの重要性を考え、政党アンケートを行ってきました。入れたい人がいないから行かないという意見を何回も聞いていたからです。けれども、今回、政党アンケートやめました。理由は、政党アンケートがあてにならないことを肌で感じ、わかったからです。代わりに、個々の候補者の実績と、個々の候補者の動物問題への意欲で判断することをおすすめします。動物の問題は、個々の議員の考え方や、そのバックグラウンドに大きく左右され、政党はあまり意味をなしません。実際、動物愛護法改正では、政党アンケートでアニマルライツ、アニマルウェルフェアに理解を示してくれていたはずの政党こそが署名を受けてくださいませんでしたし、逆に政党アンケートは一般的な内容を応えた政党の議員が大変な尽力をしてくださいました。個々の候補者の実績と、個々の候補者の動物問題への意欲を、いくつかの方法で見ることができます。議事録検索をする過去、動物保護団体に協力しているかどうかを見る各候補者のWEBサイトを見る各候補者に出会ったときに実際に聞いてみる議事録で把握できる限り書き出してみました。漏れている内容やアップデートされている内容があればお知らせください。また内容は今後もアップデートします。議事録検索http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_srch.cgi?SESSION=5357&MODE=2「検索語指定」に思い当たるワードを入れて、検索ボタンを押し、「検索結果一覧」ボタンを押してください。たとえば、「バタリーケージ」で検索すると、今回の候補者の川田龍平氏のありがたい質問がでてきます。○川田龍平君 アメリカなどでは太らせ過ぎて足が歩けないぐらいの鳥が、どんどん成長させられているということも聞きますけれども、EUでは二〇一二年に鳥のバタリーケージ飼いを禁止するEU指令が施行されたと聞いていますが、インドでもこれ禁止されたそうですが、日本でも禁止すべきではないでしょうか。 2018年5月29日参議院農林水産委員会今回の参議院選挙候補者ではありませんが、「ビーガン」対応を推進するべしとした答弁もあるんですよ。「動物福祉」「動物の福祉」「アニマルウェルフェア」「エシカル消費」などもよいでしょう。「動物愛護」もよいですが、もはや一般的な内容になっているため、動物愛護や犬猫殺処分程度であればあまり比較にはならないかもしれません。※予算のお話や動物愛護法改正の趣旨説明や決議読み上げなどが含まれてしまっていますがそれはあまり参考になりません動物保護団体に協力しているかおりしもちょうど動物愛護法改正が終わった直後であり、これをみるのは比較的容易です。たとえば私達アニマルライツセンター含めた3団体の署名(私達の署名には、畜産動物や実験動物、犬猫やエキゾチックアニマル、展示動物、特定動物、脊椎動物など広範囲な問題が含まれていました。)を受けてくださった議員や、院内集会に足を運んでくれた議員を知ることができます。各候補者のWEBサイトを見る候補者の政策に、ばっちり畜産動物の福祉について書いてくださっている稀有な候補者もいますが、残念ながらほぼいません。ここで見るべきは、その候補者のバックグラウンドです。畜産関係者ではないか、動物実験関係者ではないか、畜産の団体に後押しされていないか、医者の団体に後押しされていないか、畜産関係の団体の会合に出ていないか、などがチェックポイントです。 また、「命にやさしい」や「自然を愛する」などのグリーンウォッシュには気をつけましょう。クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Article酪農体験レポート(繋ぎ飼い牛舎) Next ArticleGood News!ラコステ、ファーフリー宣言 2019/07/10