Animal Rights Center
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卵内雌雄鑑別技術、どこまですすんでいるのか?2025年時点

EUやノルウェーでの卵内雌雄鑑別の浸透が記録的に速いという状況の中、ではどの技術が、どの程度、進んでいるのかをまとめた。 すでに実用化されているもの 羊膜水での判別技術=Respeggt(旧Seleggt)、In Ovo…

〔茨城県畜産センターの虐待告発〕検察審査会の議決結果のご報告

2024年2月に、牛たちへの暴行や不適切飼育が動物愛護法に反するとして、茨城県畜産センターの職員8人とその雇用者である茨城県を告発していた件についてのご報告です。 2025年3月の水戸地方検察庁の「嫌疑不十分」との処分に…

卵内雌雄鑑別、EUはすでに約1億1千万羽で実施

合理的で、しかも社会的にも良い技術というのは、社会に浸透するのも早い。採卵鶏のオスひよこを生まれたその日に殺すという不必要な苦しみは、世界中が取り組む社会課題だ。この解決策として導入がすすむ”卵内雌雄鑑別”技術の浸透が、…

トイレタリー企業のエシカル通信簿:アニマルウェルフェア評価レポ

2024年度「企業のエシカル通信簿」結果が発表されている。この中で、アニマルライツセンターはアニマルウェルフェアの分野の調査を担当しており、以下の通りの調査結果となった。 概要 トイレタリー製品企業に対するアニマルウェル…

畜産を減らす方針:世界の動向

人と同じ動物であるからこそ、アニマルウェルフェアを高めて倫理的責任を果たすとともに、食べる量自体を減らしていくことが求められる。でもそれだけではなく、畜産物の大量生産大量消費は気候変動を悪化させ、森林破壊を促進させ、薬剤…

アニマルウェルフェアは食の安全のためにも必要:北野裕子議員と浅尾環境大臣

アニマルウェルフェアは新しい価値観ではなく日本人が本来持っていた「命あるものを大切にいただいて、動物と共存していく日本固有の文化と伝統価値観」でもある。このことを、参政党北野裕子議員が2025年4月25日の環境委員会で訴…

受付終了:動物の未来BASE【私達のミッションとは?&力を最大化する方法】+渋谷アクション

動物たちの未来を作るために知識やスキルを付けていこう!という動物の未来BASE、ちょっとお久しぶり!6月29日(日)に開催します。終了後、渋谷駅でのアクションも企画しています。 【私達のミッションとは?】自分たちの活動が…

【採用情報】畜産動物の苦しみをなくすために尽力しませんか?

アニマルライツセンターは、2030年には採卵鶏がケージに閉じ込められていないのが当たり前になった社会、肉用鶏が今の半分の飼育密度になった社会、すべての豚が妊娠ストールに拘束されていない社会を目指しています。もう少し先の将…

ケージフリーのための補助、議論始まる:山田勝彦議員と江藤拓大臣

アニマルウェルフェアの設備投資に対して国が理解を示さず補助がないことがケージフリーや妊娠ストールフリー、鶏の屠殺場改善のネックになっている。このことを問題視し、自らも長崎県で放牧養鶏を行う国会議員山田勝彦議員が、衆議院農…

参加募集!けいにん×榮記×ARC岡田 動物トーク@千葉

千葉といえば・・・アニマルライツセンターの動物の未来サンクチュアリがある場所として近頃アニマルライツ色が濃くなり始めています。でもまだまだ動物たちのための動きは鈍く、もっと勉強してもっといい地域にしていくために、集まれる…

残酷な生体輸送が変わり始めた

まさに奴隷船、過酷な長期間にわたる長距離輸出が変わり始めている。 長らく世界中で生体輸出の反対運動が展開されてきた。その成果が2022年以降、つぎつぎに出てき始め、昨年はイギリスが輸出禁止を法的に決めるという画期的な動き…

フォアグラ輸入量1万キロを下回る。フォアグラは終わりの時代。代替も多数

フォアグラの輸入量が2024年大幅に減少した。主要な理由は、フランスからの輸入がストップしたことによる。鳥インフルエンザの発生により、フランスでは家禽にワクチンをうつこととなり、そのため生きた鳥も家禽の肉類もすべて輸入が…

畜産動物と実験動物のための院内集会 開催のご報告

2025年4月15日、実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会を開催しました。200名の会場は満席、熱気に包まれたなか、18名の国会議員と19名の議員代理の方々が、産業に利用される動物たち…

毛皮の輸入、少しづつの減少:それでもまだ189,639頭が犠牲に

近年、世界中の国が次々と毛皮農場を禁止し、カリフォルニア州を始め毛皮の売買の禁止も進んでいる。だが、日本で、または世界でも、毛皮の問題はいまもまだ解決に至っていない。動物たちは苦しみの中に取り残されたままだ。 財務省貿易…

アニマルライツチャンネル✕ウータン[森林破壊が止まらない]

5月のアニマルライツチャンネルvol64はウータン・森と生活を考える会との共催です。 ウータン・森と生活を考える会からは、主に東南アジアの森林の減少の原因となる世界中で利用される油や電力のお話をお伝えします。東南アジアを…

世界で動物実験は義務ではない時代、日本は?

米国は1938年に​連邦食品・医薬品・化粧品法(FD&C法)により、新薬のヒト臨床試験前に動物実験が義務化し、2022年12月に​「FDA Modernization Act 2.0」が成立させ、動物実験の義務が…

すべての動物は放血前に気絶させられるべき:人道的屠殺協会(HSA)の見解

日本国内の家禽の屠殺において、世界標準となっている事前意識喪失(スタニング)が行われていないこと、および中にはアフタースタナーと呼ぶ動けないようにするための事後の電気ショックまでおこなわれていることについて、世界的な屠殺…

鶏の屠殺に関する規制:各国比較

日本の鶏・鴨など家禽の屠殺場(食鳥処理場)では、世界中が行っている事前意識喪失の行程を省くという悲惨な状況が続いている。 世界のスタンダードを知るため、世界の規制がどうなっているかをまとめた。(スタニング=事前意識喪失)…

アニマルウェルフェアアワード2025:シャトレーゼなど3社が受賞

日本でも進みはじめた畜産動物・水産動物のアニマルウェルフェアですが、その動きを大きくするのは企業の取り組みです。この1年間で重要な一歩を踏み出した企業3社を高く評価し、アニマルウェルフェアアワード鶏賞、および豚賞を送りま…

認知度調査2025:認知度は上がらず

アニマルライツセンターは2016年から毎年一回、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、一般調査会社を利用して調査を行っています。 質問項目は次の10項目です。 【調査名】畜産動物(肉・卵・乳)に関するアンケート…