アニマルウェルフェアの付加価値5,735億円 日本総研の試算

日本総合研究所は2025年2月20日、「社会課題に配慮した食」の市場規模を試算した調査結果を発表しました。日本の食料自給率向上、食品ロスの削減、環境への配慮、労働・人権への配慮・アニマルウェルフェアに対する意識を調査して…

精進もせず中身も精進でない精進料理

アニマルライツセンター・アドバイザー 細川幸一 ヴィーガン食は、日本では伝統的な料理として精進料理が知られています。仏教の戒に基づき殺生や煩悩への刺激を避けることを主眼として調理された料理です。台湾では日本より一般的で「…

日本の食鳥処理場は鶏を3度殺す

鳥処理場の約9割の食鳥処理場が、意識を失わせる行程を省いて意識あるまま首(頸動脈)を切るという残酷な屠殺方法を継続している。この雑なやり方は失敗率が高く首を切るのに失敗して次の行程である熱湯処理に意識あるまま進み全身やけ…

茨城県畜産センターの牛虐待事件、改善にむけて

茨城県畜産センターは、牛の虐待事件が告発されて以降、改善に取り組んでいると発表しています。これが本格的なアニマルウェルフェアの導入につながるのか、それとも告発されているがゆえのポーズだけで終わるのかはみんなで見守っていく…

Good news! スタバ、豆乳オプション価格を無料化

スターバックス社は2025年1月31日に、2025年2月15日から「● 全店一律で、豊かな味わいをより気軽に楽しんでいただくため、ビバレッジ商品のソイミルク(豆乳)※1 変更を現在の54 円/55円(持ち帰り価格/店内価…

雌雄鑑別養成所、改善に向かう一歩

ひよこの雌雄鑑別技術を教える養成所で、講習生一人当たり2万羽(履修期間は5ヶ月)を犠牲にし、ひよこのひどい扱いや、倫理観の欠如した感覚が明らかになった件で、養成所を運営する母体である公益社団法人畜産技術協会に改善のお願い…

動物への配慮、進みを阻害するのは誰か

アニマルウェルフェア、アニマルライツ、双方ともに日本の進みは遅い。それでも着実に進展していて、この進展は加速されて然るべきものだ。欧米はともかくとしても周辺アジア諸国でも進んでいて、止まっていたら経済も健康も生物多様性も…

アニマルライツチャンネルvol61[宗教は動物を利するのか、害するのか]

61回目のアニマルライツチャンネル、前回のラストに細川名誉教授が投げかけた仏教で動物どう扱われているのかという問いから、今回のテーマは宗教に。 ヒンズー教は牛を食べない、イスラム教は豚を食べないなどは常識的に誰もが知って…

チャリティTシャツ販売1月27日~2月2日限定

7年前にもチャリティTシャツを作ってくれたJAMMINが再びアニマルライツセンターのチャリティTシャツを作ってくれることになりました! 今回のテーマはもちろん私たちの運動の最も重要なトピックスである鶏。 Tシャツからスウ…

茨城県畜産センターでの牛虐待事件、書類送検

内部告発により判明していた茨城県農林水産部畜産センターの牛に対する数々の動物虐待について、動物愛護管理法44条2項違反として石岡警察署に刑事告発しておりましたが、1月20日付で被疑者8名及び茨城県が水戸地方検察庁に送検さ…

ゆうパック、愛護動物の輸送を断念、課題は残る

2025年1月20日、日本郵便が哺乳類、鳥類、爬虫類の生きた動物輸送のサービスを廃止することを決定したことを発表した。 ゆうパックであらゆる動物が安易に配送され多数死亡していたこの問題は、以前からアニマルライツセンターで…

動物の未来-FACTS

動物の未来-FACTSは、日本で動物たちを守る運動をする人たち向け、アニマルライツ、アニマルウェルフェアの推進に役立つ研究論文を紹介し、運動の成熟と発展に役立てることが目的です。アニマルライツセンターのボランティアプロジ…

アニマルライツチャンネルvol60[ひよこの苦しみを軽視するな]

2025年初回のアニマルライツチャンネルは、生後1日目に殺され続けているひよこたちを特集します。先日は雌雄鑑別の学校の実情の内部告発を公開しましたが、この犠牲、すでに世界では”不要な犠牲”になっていっています。 堀越けい…

初生雛の福祉の確保及び使用数の削減の要望及び質問書を送付

初生雛鑑定士養成所での動物への残酷な扱いが明らかになったことを受け、当養成所を運営する公益社団法人畜産技術協会に要望及び質問書を送付しました。 要望及び質問は以下のとおりです。 1:問題点の改善について 情報提供により、…

ひよこ鑑定士になるための学校の残酷さ、明らかになる

孵化して産まれたばかりの卵用のひよこを、オスとメスに仕分け、オスを殺し、メスを卵用に出荷するのが孵化場。肉用のひよこも、成長速度が異なるためにオスとメスを分けて飼育する場合があり、肉用のひよこもオスとメスに仕分けられるこ…

2024年生協とアニマルウェルフェア

アニマルライツセンターは、生産者に影響力の大きい各生協にアニマルウェルフェアの取り組みを進めるよう働きかけ、定期的に進捗を確認しています。2024年は、生協業界にとってアニマルウェルフェアの足元を耕す一年となりました。 …

ファームアニマルウェルフェア講座
ファームアニマルウェルフェア講座 第4期

畜産動物のアニマルウェルフェア(ファームアニマルウェルフェア)は、今や日本においても食品企業や金融機関にとっては無視できない次なるリスク、そしてチャンスになっています。農林水産省も”言われなくても推進するんだ”と豪語する…

14番と呼ばれた牛 レポート全文

私が2022年に働いた酪農場では牛のことを番号で呼んでいました。 この農場で働き始めてしばらくして、首に14と書かれた番号札をぶら下げている牛が酷く跛行(足を引きずっていること)をしていることに気が付きました。その牛は右…

14番と呼ばれた牛 乳牛という過酷な運命の末路
https://www.hopeforanimals.org/no14/
クリスマス読み物:ノアの箱舟と動物倫理

クリスマスになるとテレビで放映される古い映画『ノアの箱舟』を知っていますか?旧約聖書の洪水物語を題材にした映画です。知らない方のために少しだけ説明をすると、堕落した人間に怒った神が、ノアという善良な人間とつがいの動物たち…