認知度調査2025:認知度は上がらず

アニマルライツセンターは2016年から毎年一回、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、一般調査会社を利用して調査を行っています。 質問項目は次の10項目です。 【調査名】畜産動物(肉・卵・乳)に関するアンケート…

アニマルライツチャンネルvol63[ワンウェルフェア:人と動物の連続性]

世界は今、ロシアウクライナでも、ガザイスラエルレバノンでも平和から遠ざかっていっています。これらの動きに引っ張られ、社会は成熟から遠ざかっているようにも思います。なぜ人は人への暴力をなくせないのでしょうか。63回目のアニ…

「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」を出そう

「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」のパブリックコメントの募集が行われています。SDGsの目標を達成することがかなり難しい状況になっている今、より加速し、さらに効果を高める…

母豚のストールフリーは生産者と小売業者のタッグから始まった

取り組みの始まりは生協から 母豚のストールフリー飼育に力を入れる㈱七星食品を、アニマルライツセンターが知ったのは、関西四国地方でアニマルウェルフェアをいち早く取り入れた、コープ自然派の取り組みからでした。コープ自然派が目…

参加募集:4月15日[実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会]

世界では今、畜産動物や実験動物のような産業に利用される動物の規制が強まっています。日本でも大手食品企業はアニマルウェルフェアのポリシーを掲げるようになり、多数の企業が化粧品のための動物実験を廃止しています。 一方、国の法…

雌雄鑑別養成所、改善に向かうもう一歩

ひよこ鑑定士の学校である初生雛鑑別養成所での虐待的扱いについて、この養成所を運営する畜産技術協会に改善を促してます。 最初の要望と回答 再要望についての回答をいただきました。この中で、絶食状態を改善し給餌の可能性と方法に…

女子たちの発情期からみる畜産の課題

サンクチュアリの豚たちは、家畜保健衛生所の情報によると4歳でやってきた。なので、現在はおおよそ5歳だ。まだまだ若いのだが、やってきてから半年間、発情期は来ていなかった。男子は生まれてすぐに無麻酔で去勢手術をされているので…

段階的な改革こそが動物たちを苦しみから救う

アニマルウェルフェアの必要性>活動家向け 畜産動物のアニマルウェルフェアについて企業との交渉をし、市民意識向上のための啓発をし、政治家にロビー活動をしていますが、アニマルウェルフェアについて反対したり不要だという人はいな…

環境大臣に陳情:食鳥処理場、どうにかしてください

2月19日、立憲民主党の松木けんこう議員を介し、浅尾慶一郎環境大臣に陳情する機会をいただきました。食鳥処理場における屠殺前の意識喪失の処理が、動物愛護法とその基準ではすでに行うこととされているにも関わらず、罰則がないため…

卵の価格に現れる「企業から未来へのメッセージ」

安い卵がもたらす未来とは? 最近、「朝食指数(Breakfast Index)」という言葉が注目されています。これは、卵、パン、牛乳、バター、コーヒーなどの朝食の定番食品の価格変動を示す指標で、2022年以降急上昇してい…

韓国の「動物福祉卵」の現状

アニマルライツセンター・アドバイザー 細川幸一(日本女子大学名誉教授) 2月下旬に韓国第二の都市釜山に行きましたので、市内の卵売り場をみてきました。 韓国の動物福祉卵には下記のマークがパッケージにあります。 動物福祉(A…

エシカル通信簿 今年度はトイレタリー企業:発表会参加募集

アニマルライツセンターも参加している消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)」では、それぞれの専門家英知を集結させ、消費者がサステナブル・エシカルな視点で行動できるように、『企業のエシカル通信簿』などの…

起立不能になり消毒薬で殺された乳牛:57番のお話

14番と同じ農場に、57番という牛もいました。57番の苦しい最後についても、元従業員が克明に記録しており、レポートにしてくれました。みんながカフェや給食で飲んだり、料理に入れて食べたりする牛乳のために、14番も57番も、…

アニマルウェルフェアの付加価値5,735億円 日本総研の試算

日本総合研究所は2025年2月20日、「社会課題に配慮した食」の市場規模を試算した調査結果を発表しました。日本の食料自給率向上、食品ロスの削減、環境への配慮、労働・人権への配慮・アニマルウェルフェアに対する意識を調査して…

精進もせず中身も精進でない精進料理

アニマルライツセンター・アドバイザー 細川幸一 ヴィーガン食は、日本では伝統的な料理として精進料理が知られています。仏教の戒に基づき殺生や煩悩への刺激を避けることを主眼として調理された料理です。台湾では日本より一般的で「…

日本の食鳥処理場は鶏を3度殺す

鳥処理場の約9割の食鳥処理場が、意識を失わせる行程を省いて意識あるまま首(頸動脈)を切るという残酷な屠殺方法を継続している。この雑なやり方は失敗率が高く首を切るのに失敗して次の行程である熱湯処理に意識あるまま進み全身やけ…

茨城県畜産センターの牛虐待事件、改善にむけて

茨城県畜産センターは、牛の虐待事件が告発されて以降、改善に取り組んでいると発表しています。これが本格的なアニマルウェルフェアの導入につながるのか、それとも告発されているがゆえのポーズだけで終わるのかはみんなで見守っていく…

Good news! スタバ、豆乳オプション価格を無料化

スターバックス社は2025年1月31日に、2025年2月15日から「● 全店一律で、豊かな味わいをより気軽に楽しんでいただくため、ビバレッジ商品のソイミルク(豆乳)※1 変更を現在の54 円/55円(持ち帰り価格/店内価…

雌雄鑑別養成所、改善に向かう一歩

ひよこの雌雄鑑別技術を教える養成所で、講習生一人当たり2万羽(履修期間は5ヶ月)を犠牲にし、ひよこのひどい扱いや、倫理観の欠如した感覚が明らかになった件で、養成所を運営する母体である公益社団法人畜産技術協会に改善のお願い…

動物への配慮、進みを阻害するのは誰か

アニマルウェルフェア、アニマルライツ、双方ともに日本の進みは遅い。それでも着実に進展していて、この進展は加速されて然るべきものだ。欧米はともかくとしても周辺アジア諸国でも進んでいて、止まっていたら経済も健康も生物多様性も…