畜産動物と実験動物のための院内集会 開催のご報告

2025年4月15日、実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会を開催しました。200名の会場は満席、熱気に包まれたなか、18名の国会議員と19名の議員代理の方々が、産業に利用される動物たち…

動物と生産者の自由 米高騰と卵の関係 

最近のメディアでは、米の価格高騰の話題を聞かない日はありません。この米の価格高騰と、わたしたちが活動する卵の価格の問題とは、共通する点が多いことをご存じでしょうか。 卵の高値のポイント ・行き過ぎた成鶏更新空舎延長事業・…

毛皮の輸入、少しづつの減少:それでもまだ189,639頭が犠牲に

近年、世界中の国が次々と毛皮農場を禁止し、カリフォルニア州を始め毛皮の売買の禁止も進んでいる。だが、日本で、または世界でも、毛皮の問題はいまもまだ解決に至っていない。動物たちは苦しみの中に取り残されたままだ。 財務省貿易…

アニマルライツチャンネル✕ウータン[森林破壊が止まらない]

5月のアニマルライツチャンネルvol64はウータン・森と生活を考える会との共催です。 ウータン・森と生活を考える会からは、主に東南アジアの森林の減少の原因となる世界中で利用される油や電力のお話をお伝えします。東南アジアを…

世界で動物実験は義務ではない時代、日本は?

米国は1938年に​連邦食品・医薬品・化粧品法(FD&C法)により、新薬のヒト臨床試験前に動物実験が義務化し、2022年12月に​「FDA Modernization Act 2.0」が成立させ、動物実験の義務が…

すべての動物は放血前に気絶させられるべき:人道的屠殺協会(HSA)の見解

日本国内の家禽の屠殺において、世界標準となっている事前意識喪失(スタニング)が行われていないこと、および中にはアフタースタナーと呼ぶ動けないようにするための事後の電気ショックまでおこなわれていることについて、世界的な屠殺…

食鳥処理場
鶏の屠殺に関する規制:各国比較

日本の鶏・鴨など家禽の屠殺場(食鳥処理場)では、世界中が行っている事前意識喪失の行程を省くという悲惨な状況が続いている。 世界のスタンダードを知るため、世界の規制がどうなっているかをまとめた。(スタニング=事前意識喪失)…

アニマルウェルフェアアワード2025:シャトレーゼなど3社が受賞

日本でも進みはじめた畜産動物・水産動物のアニマルウェルフェアですが、その動きを大きくするのは企業の取り組みです。この1年間で重要な一歩を踏み出した企業3社を高く評価し、アニマルウェルフェアアワード鶏賞、および豚賞を送りま…

認知度調査2025:認知度は上がらず

アニマルライツセンターは2016年から毎年一回、畜産動物の飼育実態がどれほど認知されているのか、一般調査会社を利用して調査を行っています。 質問項目は次の10項目です。 【調査名】畜産動物(肉・卵・乳)に関するアンケート…

アニマルライツチャンネルvol63[ワンウェルフェア:人と動物の連続性]

世界は今、ロシアウクライナでも、ガザイスラエルレバノンでも平和から遠ざかっていっています。これらの動きに引っ張られ、社会は成熟から遠ざかっているようにも思います。なぜ人は人への暴力をなくせないのでしょうか。63回目のアニ…

「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」を出そう

「持続可能な開発目標(SDGs)に関する自発的国家レビュー(VNR)に 関する意見」のパブリックコメントの募集が行われています。SDGsの目標を達成することがかなり難しい状況になっている今、より加速し、さらに効果を高める…

母豚のストールフリーは生産者と小売業者のタッグから始まった

取り組みの始まりは生協から 母豚のストールフリー飼育に力を入れる㈱七星食品を、アニマルライツセンターが知ったのは、関西四国地方でアニマルウェルフェアをいち早く取り入れた、コープ自然派の取り組みからでした。コープ自然派が目…

参加募集:4月15日[実験動物と畜産動物の保護・ウェルフェアのためにすべきことを考える院内集会]

世界では今、畜産動物や実験動物のような産業に利用される動物の規制が強まっています。日本でも大手食品企業はアニマルウェルフェアのポリシーを掲げるようになり、多数の企業が化粧品のための動物実験を廃止しています。 一方、国の法…

雌雄鑑別養成所、改善に向かうもう一歩

ひよこ鑑定士の学校である初生雛鑑別養成所での虐待的扱いについて、この養成所を運営する畜産技術協会に改善を促してます。 最初の要望と回答 再要望についての回答をいただきました。この中で、絶食状態を改善し給餌の可能性と方法に…

女子たちの発情期からみる畜産の課題

サンクチュアリの豚たちは、家畜保健衛生所の情報によると4歳でやってきた。なので、現在はおおよそ5歳だ。まだまだ若いのだが、やってきてから半年間、発情期は来ていなかった。男子は生まれてすぐに無麻酔で去勢手術をされているので…

段階的な改革こそが動物たちを苦しみから救う

アニマルウェルフェアの必要性>活動家向け 畜産動物のアニマルウェルフェアについて企業との交渉をし、市民意識向上のための啓発をし、政治家にロビー活動をしていますが、アニマルウェルフェアについて反対したり不要だという人はいな…

環境大臣に陳情:食鳥処理場、どうにかしてください

2月19日、立憲民主党の松木けんこう議員を介し、浅尾慶一郎環境大臣に陳情する機会をいただきました。食鳥処理場における屠殺前の意識喪失の処理が、動物愛護法とその基準ではすでに行うこととされているにも関わらず、罰則がないため…

卵の価格に現れる「企業から未来へのメッセージ」

安い卵がもたらす未来とは? 最近、「朝食指数(Breakfast Index)」という言葉が注目されています。これは、卵、パン、牛乳、バター、コーヒーなどの朝食の定番食品の価格変動を示す指標で、2022年以降急上昇してい…

韓国の「動物福祉卵」の現状

アニマルライツセンター・アドバイザー 細川幸一(日本女子大学名誉教授) 2月下旬に韓国第二の都市釜山に行きましたので、市内の卵売り場をみてきました。 韓国の動物福祉卵には下記のマークがパッケージにあります。 動物福祉(A…

エシカル通信簿 今年度はトイレタリー企業:発表会参加募集

アニマルライツセンターも参加している消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク(SSRC)」では、それぞれの専門家英知を集結させ、消費者がサステナブル・エシカルな視点で行動できるように、『企業のエシカル通信簿』などの…