東京都立葛西臨海水族園では、2,200トンのドーナツ型の大水槽で群泳するクロマグロを展示しています。2014年11月の段階ではクロマグロ69匹スマ52匹ハガツオ38匹の、合計159匹が展示されていました。それが相次ぐ魚の連続死により、クロマグロ2匹を残すのみとなっています。原因はウィルスとも、工事の騒音のストレスともいわれていますが、結局のところ、水槽の中は生きていける場所ではなかったということです。巨大水槽でのマグロの遊泳を実現するまでにも、試験段階で多くのマグロが犠牲になってきました。 朝日新聞の取材に対し、葛西臨海公園都職員として開園に携わり園長も務めたことのあるという安部氏は、「集中治療室(ICU)で飼育しているようなものだった」と語っています。葛西臨海水族園のマグロの水槽を閉鎖を求める葛西臨海水族園は、二匹になってしまった水槽にまたマグロを入れると言っています。新たに入れられるマグロは完全養殖のマグロではなく、野生から稚魚を捕獲して育てたものだということです。これは種の保存という観点からも大きな問題です。太平洋クロマグロは絶滅危惧種II類に指定されており、産卵が可能な個体がこれまでの4%にまで激減しているからです。水槽でのマグロの群泳を再開するために、野生から捕獲するなら、種の絶滅に加担することになると言えます。葛西臨海水族園は約3年をかけてクロマグロの再導入を検討しています。ウィルスの特定ができない場合は、水槽にシュモクザメを入れるという可能性もあるとのことです。このままいかなる生物も入れることなく、クロマグロの水槽を閉鎖し、再開しないよう葛西臨海水族園に意見してください。大量死は、魚は見せ物ではなく、野生の生物であるという証拠です。野生の生物は野生のままであるべきことを水族館に伝えてください。意見先葛西臨海公園電話: 03-3869-5152 〒134-8587 東京都江戸川区臨海町 6-2-3 WEBの問い合わせフォーム公益財団法人東京動物園協会 (葛西臨海水族園が会員になっています)〒110-0008 東京都台東区池之端2-9-7 池之端日殖ビル7階 電話:03-3828-2143 FAX:03-3824-6381 アニマルライツセンターからの質問書と葛西臨海水族園の回答 クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして X で共有 (新しいウィンドウで開きます)Share This Previous Articleあなたのお店をFUR FREEに! Next Article断尾・断耳で犬の虐待に加担していませんか? 2015/03/04