アニマルライツチャンネルvol59[2024年動物たちに起きたこと]

12月のアニマルライツチャンネルは、2024年振り返り企画です。今年、アニマルライツセンターに入社した豚たち、企業のアニマルウェルフェアがどう進んだか、そして、どれだけ動物たちが厳しい状況に立たされたか、、、 堀越けいに…

タコ養殖にNO。その重要な3つの理由

9月27日、米国カリフォルニア州はタコ養殖を禁止する法律(Assembly Bill No. 3162)を成立させた。ワシントン州 (H.B. 1153)についで2州目の禁止となり、さらにハワイ州でも…

アニマルライツチャンネルvol57[種差別の心から解放されよう]

10月のアニマルライツチャンネルは、動物たちへのひどい扱いが行われる人間の根底の心理”差別”についてです。 ご一緒いただくのは障がい者差別と当事者としてたたかい、克服してきた人権活動家であり、ピアカウンセラーのでもある安…

エビの眼柄切除、世界で廃止が進む

日本でももっともメジャーなASC認証(水産養殖の第三者認証)は、基準を改善し、来年からその基準が適用される予定だ。その中ではエビの眼柄切除を排除することになった。Global G.A.P認証では先んじて2023年からすで…

ゲノム編集という次なる暴力

ゲノム編集は遺伝子改変と異なって安全なんだという主張が一部ある。しかしこれは誤りであり、より危険である可能性もある。だれもなにも、証明していないのに、安全だと言い切って日本政府は数々のゲノム編集技術に公金を費やしている。…

アニマルライツチャンネルvol53[動物のゲノム編集]

動物の遺伝子を人間がいじって、人間に都合の良い動物を作り出しています。 遺伝子を組み替えてしまうのではなく、たとえば一部を欠損させたりするのです。 これをゲノム編集と呼びます。 今、日本では、肥満体になり、ものすごい速さ…

アニマルウェルフェアアワード2024 味の素のこれまでの取り組みを評価

前年度に国内のアニマルウェルフェアにとって効果的だった企業に贈るアニマルウェルフェアアワード。鶏賞、魚賞が決定しました。 アニマルウェルフェアアワードは畜産水産動物福祉の向上に取り組む認定NPO法人アニマルライツセンター…

海の駅
超過密なイワシ展示、九十九里町からの回答

千葉県九十九里町が運営する海の駅九十九里 イワシ資料館入り口に、超過密な状態で3000匹のイワシが入れられている件について、九十九里町からの回答がありました。 イワシ展示を廃止して欲しいという要望については、  イワシの…

アニマルウェルフェアアワード2023
アニマルウェルフェアアワード2023 初の魚のアニマルウェルフェア:ニッスイの取り組みを評価

前年度に国内のアニマルウェルフェアにとって効果的だった企業に贈るアニマルウェルフェアアワード。鶏賞、豚賞、魚賞が決定しました。 アニマルウェルフェアアワードは畜産水産動物福祉の向上に取り組むNPO法人アニマルライツセンタ…

海の駅
海の駅九十九里 イワシ資料館のイワシが超過密 展示の廃止を求めます

千葉県九十九里町の海近くにある海の駅九十九里には、イワシ資料館という九十九里町の施設があります。海の駅の売店に入るとすぐ左側に水槽があり、その横に資料館への入口があるといった形です。この水槽の中が、驚くべき過密さで飼育さ…

水も足らないビニールで売られる観賞魚たち

千葉県睦沢町「道の駅むつざわ」花木販売コーナーには、金魚やメダカの販売があります。ここでは魚たちがビニール袋にいれられて販売されています。とくに「らんちゅう」という金魚の一種は、体全体を覆う水も無い少ない水量のビニール袋…

世界の98の動物保護団体と専門家が日本のイカ養殖に懸念:声明を発表

2022年8月、日本で初めて商業化の可能性のあるイカ養殖システムが開発されたとの発表がありました*¹。これに対し、世界の98の動物保護団体と専門家が日本のイカ養殖対し共同声明を発表しました。 声明の内容 英文の声明:ht…

水生動物福祉が持続可能性に果たす役割

養殖における水生動物福祉に関する主要勧告に次いで、Aquatic Animal Alliance(水生動物連盟)による持続可能性との関わりについての原文を翻訳しました。 はじめに 以下は、水生動物のアニマルウェルフェアが…

国際アニマルウェルフェア認証、養殖の飼料に昆虫の使用を禁ずる

Global Animal Partnership とは、世界でも主要なアニマルウェルフェアの認証機関だ。2008年にアメリカで創立して以来、牛・豚・鶏などの畜産動物に関する認証基準を設けてきた。 その Global A…

英国の法律、すべての脊椎動物および頭足類・甲殻類の知覚力を認識する

2022年4月28日、英国でアニマルウェルフェア(感覚・感情)法 2022が制定した。(英語では Animal Welfare (Sentience) Act 2022 であり、「Sentience」とは感覚や感情を感じ…

#エビの命も大事 キャンペーン最終報告

2021年7月から2022年1月にかけ、アニマルライセンターは半年にわたってエビ養殖での眼の切断についてのキャンペーンを行った。Compassion in World Farming International (CIW…

エビに関する意識調査#2 キャンペーン前後で認知度2%上昇

アニマルライセンターは昨年7月から今年1月にかけて、エビ養殖で繁殖用の雌エビの目が切除されていることについて #エビの命も大事 キャンペーンを行った。このキャンペーンの効果を測るためにも、7月末に意識調査を実施し、今年1…

水生動物会議誓約

2021年11月に開催された水生動物会議で、以下の重要な宣言が出されました。会議に参加しなかった方でも署名できます: https://ali.fish/aquatic-life-conference-pledge Aqu…

ワタリガニの最後の一日

今までアニマルライツセンターは、水生生物、とくに甲殻類について、倫理的な殺し方、料理の仕方など周知し、あまりに酷い店には団体として要望するなどしてきました。こういった活魚料理は、コロナ禍によって一時は目にすることもなくな…

国連食糧農業機関(FAO)、水生動物福祉の重要性を正式に認識する

国連食糧農業機関(FAO)は初めて、持続可能な養殖の開発に関する公式の政策文書において、水生動物福祉を重要な考慮事項として取り入れた。 国連は10年ごとに世界水産養殖大会を開催しており、今回は9月に上海で開かれた。この大…